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Copilotの同人誌を書いてみて

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年明けてますが体調ダウンしてアドベントカレンダーで書ききれなかった分をいまさら書いています。

ノンプロ研での技術同人誌プロジェクト

所属する「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(通称ノンプロ研)では技術ライティング講座を受講後、技術同人誌の出版にチャレンジできます。年2回開催される技術同人誌即売会イベント「技術書典」等で販売できます。コミュニティ内で企画書を通す必要がありますが、書きたい内容とターゲットが明確であることや、少し需要があれば通るかと思います。

これまでノンプロ研ではノンプログラマー向けに16冊もの同人誌がでています。エクセル系やGoogle系のネタが多いです。

2年連続での出版

2023年はいろんな理由でBIを使えない人向けに、ExcelでBIライクなダッシュボードを作ろうという本を書きました。2024年は流行とマイブームに乗って、もっとCopilotが活用されるように無料で使えるCopilotにフォーカスした本を執筆しました。

1冊目ははじめての執筆だったため、気が付けば内容てんこもりの100ページ超の大作ができあがりましたが、2冊目はブログを書く習慣ができたことや1冊目での要領をつかんで、きちんと薄い本に仕上げることができました。値段も1冊目と比べてお手頃となっています。

Copilotの同人誌を書いてみて

執筆トラブル!Copilot自体の大幅改変

2冊目は11月のイベントに向けて書いていたので、ちょうど9-10月が執筆期間でした。そのころにちょうど今回の書籍のメインであったEdgeのCopilotが大幅改変。改変されるとは事前になんとなくアナウンスはあったものの、想像以上だったため大混乱。使いたかった・伝えたかった機能がクローズになったり、改悪になったりでかなりのネタがボツになってしまい大混乱でした。また、Copilotのアウトプットの質もかなり悪化してしまいました(現在は今よりも改善されています。)

ですが、逆にUIと機能、応答がシンプルになったことで、いいこともありました。結果的にどのAIでも汎用的に使えるようなネタになったことです。また汎用的に使える使い方の紹介にしたことで、多少アップデートがあってもだいたいは引き続き使えるネタとなりました。

執筆もAIに頼れた

1冊目はほぼAIに頼らない執筆でしたが、今回は校正作業を中心にAIの力を借りて仕上げました。Copilotが当時ポンコツになってしまったこともあり、ChatGPT、Gemini、Perplexityを中心に使いました。それぞれいいところがあり、ChatGPTはよき先生(すぐに答えを出してくれる)、Geminiはよきメンター(いろんな提案・改善をしてくれる)、PerplexityはダウンしてしまったCopilotの代わりに検索用途・深堀で利用しておりました。

おかげさまで、同人誌編集メンバーからの指摘は1冊目よりも圧倒的に少なく、執筆開始から入稿まで実質1週間程度で作業することができました。2冊目は書籍の特性上ユーモアを入れながら書きましたが、思いつかないような言い回しもAIが出してくれてありがたかったです。

書籍の反響

ありがたいことに2回の増刷!会場もオンラインでも、たくさんの方に買っていただきました。オンライン活動中心の「なんでもCopilot」きっかけで購入してくださった方とも、この書籍をきっかけにリアルで交流ができたので本当に書いてよかったです。また、コパ本を職場で布教したり、読みまわししてくださったり、職場用に大量発注される方もいらっしゃって、このコパ本がAIをはじめて触る方向けの教科書的な存在にもなっていました。

ネタ本として書きましたが、意図せず社会(主語デカ?)に意味のある役割も果たすことができました。AI本は巷にたくさんありますが、同人誌の薄さ・インディーさ・気軽さもよかったのかもしれません。

またなんらか、書きたいです!!

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