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OCIのブロックボリュームをリストアする

Last updated at Posted at 2019-07-25

OCIでインスタンスにアタッチしたブロックボリュームのリストア手順を記載していきます。

前提

  • ブロックボリュームはインスタンスにアタッチ済みである。

実施手順

大まかな流れは以下のようになっています。

  1. ブロックボリュームのバックアップを取得
  2. バックアップから新しいブロックボリュームを作成
  3. 作成したブロックボリュームをインスタンスにアタッチ

1. ブロックボリュームのバックアップを取得

今回のブロックボリュームは以下のような状態になっています。

  • ボリューム名 restore_test
  • /mnt/demopoint にマウント
  • demopoint 配下に restore.txt を作成

ブロックボリュームのバックアップは手動での取得とポリシーによる自動取得の2種類があります。
今回は手動での取得を実施します。
ポリシーベースのバックアップについては参考ドキュメントを参照ください。

OCIのコンソール画面から OCIコンソール > ブロックボリューム > 対象のブロックボリューム(今回はrestore_test) > 左下のリソース内の ブロック・ボリュームのバックアップ と遷移していきます。
画面内の ブロック・ボリュームのバックアップの作成 を実行します。

restore1.png

バックアップの名称を決定し、今回は完全バックアップを選択します。

restore2.png

バックアップが取得できました。

restore3.png

2.バックアップから新しいブロックボリュームを作成

取得できたバックアップから新しいブロックボリュームを作成します。
バックアップの右側の ・・・ をクリックし、ブロック・ボリュームの作成を選択します。

restore4.png

名称などの必要な情報を入力しブロックボリュームを作成します。

リストアしたブロックボリュームの詳細からソースタイプが volumeBackup なのが確認できます。
これでバックアップからのリストアは完了です。

restore5.png

3. 作成したブロックボリュームをインスタンスにアタッチ

リストアしたブロックボリュームは通常のブロックボリュームと同様に扱えるためアタッチします。
ただし、1点注意点としてリストアもとになったブロックボリュームがアタッチされているインスタンスにはアタッチできないです。
参考ドキュメントの「新しいボリュームへのバックアップのリストア」にも記載があります。

アタッチは別のインスタンスに対して行います。

OCIコンソール > コンピュート > インスタンス > 対象のインスタンスを指定 > 左下のリソースのアタッチされたブロック・ボリューム を選択し、ブロック・ボリュームのアタッチを選択を押下、先程リストアしたブロックボリュームを指定します。

アタッチ完了後に右側の ・・・ をクリックし、iSCSIコマンドおよび情報を選択しコマンドをコピーします。

インスタンスにSSHでアクセス、コピーしたiSCSIコマンドを実行します。

実行後 lsblk で アタッチされていることを確認します。

[opc@instance-20190725-2 ~]$ lsblk
NAME   MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sdb      8:16   0  100G  0 disk
sda      8:0    0 46.6G  0 disk
├─sda2   8:2    0    8G  0 part [SWAP]
├─sda3   8:3    0 38.4G  0 part /
└─sda1   8:1    0  200M  0 part /boot/efi

また、今回は既にファイルシステムを作成したボリュームのバックアップからリストアしているため、ファイルシステムの作成はいりません。
念の為ファイルシステムが作成されているか確認します。

[opc@instance-20190725-2 ~]$ sudo parted -l
モデル: ORACLE BlockVolume (scsi)
ディスク /dev/sda: 50.0GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

モデル: ORACLE BlockVolume (scsi)
ディスク /dev/sdb: 107GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: loop
ディスクフラグ:

番号  開始   終了   サイズ  ファイルシステム  フラグ
 1    0.00B  107GB  107GB   xfs

ファイルシステムが作成されている確認が取れたので、 /etc/fstab を編集し、 mount を実行します。
今回は /mnt/demoafter に マウントします。
マウント実行後以下のようになっているはずです。

[opc@instance-20190725-2 ~]$ df -hT
ファイルシス   タイプ   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
devtmpfs       devtmpfs   7.2G     0  7.2G    0% /dev
tmpfs          tmpfs      7.3G     0  7.3G    0% /dev/shm
tmpfs          tmpfs      7.3G   17M  7.2G    1% /run
tmpfs          tmpfs      7.3G     0  7.3G    0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda3      xfs         39G  1.9G   37G    5% /
/dev/sda1      vfat       200M  9.7M  191M    5% /boot/efi
tmpfs          tmpfs      1.5G     0  1.5G    0% /run/user/1000
/dev/sdb       xfs        100G   33M  100G    1% /mnt/demoafter

/mnt/demoafter の配下にrestore.txt が配置されているのが確認できたらリストア完了です。

参考ドキュメント

新しいボリュームへのバックアップのリストア

ポリシー・ベースのバックアップ

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