タイトルのとおり、新卒1年目でDBスペシャリストを取得しました。
別区分を受験する際の備忘録がてら、実際に取り組んだ勉強法を共有したいと思います。
##1. 結論
#####勉強を始める前に
・「目標」ではなく「目的」を明確にしてから挑戦しよう
・見積もった勉強時間から逆算して、段階別に到達目標を決めよう
#####午前2対策
・わからない言葉はちゃんとググって、ほかの問題とのつながりをみつける
#####午後対策
・問題文の「クセ」を理解する
・記述の「決まり文句」を覚える
##2. 勉強をはじめる前に
###■資格取得の「目的」を明確にしよう
資格取得は「目標」です。
したがって、その先で何を成し遂げたいのか、という「目的」をはっきりさせておきました。
・難しい資格を取って上司に褒められたい。(わたしはこれです)
・友達がネスペを取得していたので対抗したい。
・データベース関連の案件に配属されたので、より最適な設計・チューニングがしたい。
目的が明確になると、モチベーションやパフォーマンスが向上するという話もありますし、
「目標」ではなく「目的」を棚卸ししてから勉強を始めるのはかなり良いと思いました。
「目標」ではなく「目的」を明確にしてから挑戦しよう
###■試験日までに充てられる時間を見積もろう
仕事の合間に勉強する場合、どうしても勉強時間を捻出しなければなりません。
私の場合、勉強可能時間は約300時間、実際には180時間(約3か月)くらいで合格しました。
通勤でも勉強できればよかったのですが、なかなか集中できず、ほとんど家で勉強していたような気がします。
充てられる時間を逆算することで、「いつまでに」「何が」できていればいいのかがハッキリするので、
それを目標に勉強していきましょう。 2週間(30時間)で午前問題をマスターする、とか。
見積もった勉強時間から逆算して、段階別に到達目標を決めよう
##3. 午前2対策
関係スキーマとかER図とかは午後にも出てくるので、今のうちに完璧にしておくといいと思います。
暇なときに過去問道場を3周ぐらいしました。
高度区分は午後問題がかなり難しく、ここで時間をとられるとマズいので、
1,2周目はサクッとすすめて、3周目は試験1週間前に確認する程度が望ましいです。
やばそうなら4周やってください。
わからない言葉はしっかりググって、暗記ではなく「理解」するようにしました。
というのも、ググってみると、意外にもほかの問題の内容と結びつくことがあるんです。
その結びつきに気付けたら絶対忘れませんし、むしろ、意図的にほかの問題と結び付けようとしてました。
そうしたほうが、思い出すための引き出しが増えるし、想起の機会が増えます。ググるの絶対オススメです。
実は、技術書はあまり読みませんでした。(賛否あると思います)
ネットのほうが情報が雑多なので、思いがけずいろんな知識にアクセスできます。
・過去問道場を3周しました
・わからない言葉はちゃんとググって、ほかの問題とのつながりをみつける
##4. 午後対策
この本で勉強しました。
解説付きの過去問がすべてwebでダウンロードできるのでとてもおススメです。
回答用紙もあるので、印刷して使っていました。ER図を完成させる問題もあるのでありがたかったです。
解いた分量は、午後1、午後2どちらも7~8年分くらいです。
2~3年分めちゃくちゃ細かくやって、あとは数をこなすみたいな感じでした。
午後1、午後2どちらも7~8年分くらいやりました
###■問題文の「クセ」を理解する
午後問題は正直、解くこと自体にはそんなに時間を割いておらず、
どちらかというと問題文のクセや解説内容を理解するのに、ほとんどの時間を使っていました。
「問題文のこのへんをみれば正解できるんだな」だけでは不十分です。
問題文の文章構造や、文章や図表等でよく使われる言葉などの「クセ」を理解することが重要になってきます。
「クセ」を理解することで、ほかの問題文を理解する時間がかなり短縮されるので、
脳みそのリソースを設問対応に全振りできます。
そして、「クセ」を理解するのは難しいことではありません。
具体的には、直近2~3年分の問題文をかなり読み込むことで、問題文の特徴をかなりつかむことができます。
私は5回ずつ通読してました。
そのおかげで、以降の問題演習はかなり高い正答率を維持できていた気がします。
正直、問題文さえちゃんと読めれば、ER図や関係スキーマを完成させる問題も余裕です。
余裕でないというのなら、それは問題文をまだ読めていないということですので、
問題文の通読を続けるといいと思います。
問題文の「クセ」を理解して、脳みそのリソースを設問対応に全振りする
###■記述の「決まり文句」を覚える
パフォーマンスが悪い理由とか関係スキーマの正規化あたりの問題は
回答に決まり文句があったりするので、覚えちゃいましょう。
普通に問題演習していれば気づけると思います。
記述の「決まり文句」を覚えることでスピーディに問題を解こう
#5. まとめ
今回提示した勉強方法は、あくまで私が合格するために行ったことにすぎません。
全幅の信頼を置いていただいた読者のかたが落ちても責任は負えないので、そこはよろしくお願いしますm(_ _)m
とはいえ、しっかり対策していれば合格は難しくありません。
本記事をヒントに、合格を勝ち取りましょう!!