最近のシステムではinitプログラムとして、
初期化処理を高速化した
「Upstart」
「systemd」
を採用している場合があります。
その場合は
「/etc/inittab」
ファイルが存在しません。
Upstartは
「/etc/event.d/rc-default」
ファイルの
「telinit 2」
の部分を編集することでデフォルトの
ランレベルを設定できます。
ただし、UpstartはSysVinitと互換性があるため、
「/etc/inittab」ファイルを新規に作成し、
先述のSysVinitの場合と同じように記述することで
デフォルトのランレベルを設定することもできます。
その場合、「/etc/inittab」ファイルの
ランレベルが優先されます。
なお、「/etc/inittab」ファイルは
通常Linuxシステムの起動時に読み込まれます。
initまたはtelinitコマンドに
「q」か「Q」オプション
を指定して実行すると、「/etc/inittab」を
再読み込みさせ即座に
変更を反映させることができます。
例)システムを再起動せずに
「/etc/inittab」を再読み込みさせる場合
init q
init Q
または