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【kintone】フィールドの値まわり(初心者/入門)

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はじめに

kintoneのフィールドの値はrecord[フィールドコード].valueで基本取り出せます。
例えば文字列フィールドにテキストというフィールドコードを設定し、こんにちはと入れていた場合、
record["テキスト”].valueとしてあげればこんにちはが取り出せます
少し異なるフィールドだけ羅列します。

テスト環境の画面

今回こんな感じの環境で見ていきます。

スクリーンショット 2024-02-24 16.27.55.png

ユーザー選択(組織選択、グループ選択)

record["ユーザー選択"].valueで取得するとvalueの中に配列で各ユーザーの情報{code:ユーザーのコード, name:ユーザーの名前}が入っています。
例えば、一人目の名前だけ取得したければrecord["ユーザー選択"].value[0].name

ユーザー選択のメンバー全員の名前だけ取得してカンマ区切りの文字としたい時は、
const userNames = record["ユーザー選択"].value.map(user=>user.name).join(",")
mapでnameだけの配列を作ってjoinしてあげれば、ですね。組織とグループ選択も同じです。

スクリーンショット 2024-02-24 16.29.13.png

チェックボックス

これも配列で返ってきます。値が入っているだけですのでこれもまたrecord["チェックボックス"].value[0]と書いたら1番目の値が取得できます。ちなみにチェックが入っている値のみが配列に入ってきます。チェックしてない値は配列には入ってこないです。

スクリーンショット 2024-02-24 16.31.16.png

サブテーブル

kintoneで開発デビューした際に一番躓くポイントだと思います。恐らく。
このテーブルの値を見ていきましょう

スクリーンショット 2024-02-24 16.35.17.png

例の如くrecord["テーブル"].valueとした時を見ると、
スクリーンショット 2024-02-24 16.36.58.png

配列で各行のデータがオブジェクトで入っています。{id: 各行に自動で振られたid, value: 各行のフィールドデータ}となっています。さらに各行のvalue:フィールドデータを掘り下げると、

スクリーンショット 2024-02-24 16.41.16.png

なっており、テーブル以外の普段使っているフィールドの情報が入っている形になります。

例えば、2行目のコメントを取り出したい場合は、record['テーブル'].value[1].value["コメント"].valueで取り出せます。
スクリーンショット 2024-02-24 16.44.32.png

テーブルのデータ全部をどうにかしたい

そんな場合はまたfor文やmapで行数分確認していきます。
例として、レコードの詳細画面でテーブルというサブフィールドと、サブテーブルに金額という数値フィールドを設置しテストします。

test.js
(() => {
  'use strict';
  // レコードの詳細画面で実行していきます
  kintone.events.on('app.record.detail.show', (event) => {
    const record = event.record;
    let total = 0;
    // テーブルの回し方
    record['テーブル'].value.map((row) => {
      total += Number(row.value['金額'].value);
    });
    alert(total);
  });
})();

おわりに

少し異なるフィールドの扱いをざっと書いてみました。
テーブルは慣れてくると楽しくなってくると思います。

それでは

楽しいkintoneライフを:relaxed:

参考

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