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30日でできる!OS自作入門(2日目)[Ubuntu16.04/NASM]

Last updated at Posted at 2018-03-23

30日でできる!OS自作入門(記事一覧)[Ubuntu16.04/NASM]

目的

"30日でできる!OS自作入門"の内容をUbuntu(Linux)で実行するには本の内容だけでは厳しいので調べた結果をメモ。(リンクと動作確認済みコード・コメント)

image.png

このテキストを読む上でUbuntuとnasmを使う方の参考になればと思っております。
Ubuntu 16.04 LTS

(追記:2018/05/29)
ソースコードは以下のGitHubにあげています。
https://github.com/pollenjp/myHariboteOS

helloos3

0x00007c00 - 0x00007dff : ブートセクタが読み込まれるアドレス

ブートセクタ説明用のコードはもう少し下で掲載

ipl.asm
; hello-os
; TAB=4

        ORG     0x7c00          ; メモリ上の開始位置

; ディスクのための記述

        JMP     entry
        DB      0x90
        DB      "HELLOIPL"      ; ブートセレクタの名前を自由にかいていよい  (8Byte)
        DW      512             ; 1セクタの大きさ                           (512にしなければならない)
        DB      1               ; クラスタの大きさ                          (1セクタにしなければならない)
        DW      1               ; FATがどこから始まるか                     (普通は1セクタ目からにする)
        DB      2               ; FATの個数                                 (2にしなければならない)
        DW      224             ; ルートディレクトリ領域の大きさ            (普通は224エントリにする)
        DW      2880            ; このドライブの大きさ                      (2880セクタにしなければならない)
        DB      0xf0            ; メディアタイプ                            (0xf0にしなければならない)
        DW      9               ; FAT領域の長さ                             (9セクタにしなければならない)
        DW      18              ; 1トラックにいくつのセクタがあるか         (18にしなければならない)
        DW      2               ; ヘッドの数                                (2にしなければならない)
        DD      0               ; パーティションを使っていないのでここは必ず0
        DD      2880            ; このドライブの大きさをもう一度書く
        DB      0, 0, 0x29      ; よくわからないけどこの値にしておくといいらしい
        DD      0xffffffff      ; たぶんボリュームシリアル番号
        DB      "HELLO-OS   "   ; ディスクの名前                            (11Byte)
        DB      "FAT12   "      ; フォーマットの名前                        (8Byte)
        RESB    18              ; とりあえず18バイト開けておく

; Program Main Body
entry:
        MOV     AX, 0            ; レジスタの初期化
        MOV     SS, AX
        MOV     SP, 0x7c00
        MOV     DS, AX
        MOV     ES, AX

        MOV     SI, msg
putloop:
        MOV     AL, [SI]        ; BYTE (accumulator low)
        ADD     SI, 1           ; increment
        CMP     AL, 0           ; compare (<end msg>)
        JE      fin             ; jump to fin if equal to 0
        MOV     AH, 0x0e        ; AH = 0x0e
        MOV     BX, 15          ; BH = 0, BL = <color code>
        INT     0x10            ; interrupt BIOS
        JMP     putloop
fin:
        HLT
        JMP     fin

msg:
        DB      0x0a, 0x0a
        DB      "hello, world"
        DB      0x0a
        DB      0               ; end msg

        ;RESB    0x7dfe-($-$$)  ; これだとエラーが出た。。。
        RESB    0x7dfe-0x7c00-($-$$)

        DB      0x55, 0xaa

; ブート以外の記述

        DB      0xf0, 0xff, 0xff, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00
        RESB    4600
        DB      0xf0, 0xff, 0xff, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00
        RESB    1469432

helloos3で詰まったところ

        ;RESB    0x7dfe-($-$$)  ; これだとエラーが出た。。。

サンプルコードではRESB 0x7dfe-$と記述されていたが、そのまま(上のように)qemuで実行したところ以下のような挙動が起きた。
image.png

image.png

値からさらに0x7c00を引いたら治った。
image.png

ブートセクタ

ブートセクタについて少し詳しく見ていこうと思います。面倒な方は次の節に飛んでください。

今まで記述してきたhelloos.asmの中で

helloos3.img
        ......
; ディスクのための記述

        JMP     entry
        DB      0x90
        ......

という箇所についての解説ですが、ブート セクタとBPBの中に出てくる表にまとまっています。
以下のコードのコメントに名前を書いて置きます。

helloos3.asm
; hello-os
; TAB=4

        ORG     0x7c00          ; このプログラムがメモリ上のどこによみこまれるのか

; ディスクのための記述
;                                                   offset  byte
        JMP     entry           ; BS_JmpBoot        0
        DB      0x90            ; BS_JmpBoot                1
        DB      "HELLOIPL"      ; BS_OEMName        3       8
        DW      512             ; BPB_BytsPerSec    11      2 : バイト単位のセクタ サイズ
        DB      1               ; BPB_SecPerClus    13      1 : アロケーション ユニット(<-クラスタ)(割り当て単位)当たりのセクタ数
        DW      1               ; BPB_RsvdSecCnt    14      2 : 予約領域のセクタ数 (少なくともこのBPBを含むブートセクタそれ自身が存在するため、0であってはならない)
        DB      2               ; BPB_NumFATs       16      1 : FATの個数 (このフィールドの値は常に2に設定すべきである)
        DW      224             ; BPB_RootEntCnt    17      2 : ルートディレクトリに含まれるディレクトリエントリの数を示す
        DW      2880            ; BPB_TotSec16      19      2 : ボリュームの総セクタ数(古い16ビット フィールド)
        DB      0xf0            ; BPB_Media         21      1 : メディアタイプ(区画分けされた固定ディスク ドライブでは0xF8が標準値である。区画分けされないリムーバブル メディアでは0xF0がしばしば使われる)
        DW      9               ; BPB_FATSz16       22      2 : 1個のFATが占めるセクタ数
        DW      18              ; BPB_SecPerTrk     24      2 : トラック当たりのセクタ数
        DW      2               ; BPB_NumHeads      26      2 : ヘッドの数
        DD      0               ; BPB_HiddSec       28      4 : ストレージ上でこのボリュームの手前に存在する隠れた物理セクタの数(ボリュームがストレージの先頭から始まる場合(つまりフロッピー ディスクなど区画分けされていないもの)では常に0であるべきである。)
        DD      2880            ; BPB_TotSec32      32      4 : ボリュームの総セクタ数(新しい32ビット フィールド)


; FAT12/16におけるオフセット36以降のフィールド
        ;DB      0, 0, 0x29      ; 以下の3行に分けて記述
        DB      0x00            ; BS_DrvNum         36      1
        DB      0x00            ; BS_Reserved1      37      1
        DB      0x29            ; BS_BootSig        38      1

        DD      0xffffffff      ; BS_VolID          39      4 : ボリュームシリアル番号
        DB      "HELLO-OS   "   ; BS_VolLab         43      11 : ディスクの名前(ルート ディレクトリに記録される11バイトのボリューム ラベルに一致する)
        DB      "FAT12   "      ; BS_FilSysType     54      8 : フォーマットの名前
        RESB    18              ; とりあえず18バイト開けておく

; START BS_BootCode                                 64      448
; (ブートストラップ プログラム。システム依存フィールドで、未使用時はゼロで埋める。)
entry:
        MOV     AX, 0            ; レジスタの初期化
        MOV     SS, AX
        MOV     SP, 0x7c00
        MOV     DS, AX
        MOV     ES, AX

        MOV     SI, msg
putloop:
        MOV     AL, [SI]        ; BYTE (accumulator low)
        ADD     SI, 1           ; increment
        CMP     AL, 0           ; compare (<end msg>)
        JE      fin             ; jump to fin if equal to 0
        MOV     AH, 0x0e        ; AH = 0x0e
        MOV     BX, 15          ; BH = 0, BL = <color code>
        INT     0x10            ; interrupt BIOS
        JMP     putloop
fin:
        HLT
        JMP     fin

msg:
        DB      0x0a, 0x0a
        DB      "hello, world"
        DB      0x0a
        DB      0               ; end msg

        ;RESB    0x7dfe-($-$$)  ; これだとエラーが出た。。。
        RESB    0x7dfe-0x7c00-($-$$)    ; 現在の場所から0x1fdまで(残りの未使用領域)を0で埋める。
; END BS_BootCode

        DB      0x55, 0xaa      ; BS_BootSign       510     2 : 以下の記述と同様
        ;DW      0xAA55

このMakefile作成して以下のコマンド実行でエミュレータでいつものHello, Worldが出力される。

terminal(入力)
$ make run

※makeコマンドはUbuntuの中にデフォルトで入っている。

Makefile

説明はおおよそ本に書いてあるとおり、一応Ubuntuで最低限動作するコードを載せときます。

Makefile
# ファイル生成規則

ipl.bin : ipl.asm Makefile
	nasm ipl.asm -o ipl.bin -l ipl.lst

#helloos.img : ipl.bin tail.bin Makefile
helloos.img : ipl.bin Makefile
	#cat ipl.bin tail.bin > helloos.img
	cat ipl.bin > helloos.img

asm :
	make -r ipl.bin

img :
	make -r helloos.img

run :
	make img
	qemu-system-i386 helloos.img

【追記】helloos4

あほみたいにコメント追加してMakefileでGNU Makeらしく書いた。

ipl.asm
; hello-os
; FAT12 format

; - [Tips IA32(x86)命令一覧](http://softwaretechnique.jp/OS_Development/Tips/IA32_instructions.html)
;   - [Add命令](http://softwaretechnique.jp/OS_Development/Tips/IA32_Instructions/ADD.html)
;   - [MOV命令](http://softwaretechnique.jp/OS_Development/Tips/IA32_Instructions/MOV.html)

;=======================================================================================================================
; ブートセクタ (512バイト)
; > 0x00007c00 - 0x00007dff : ブートセクタが読み込まれるアドレス
; > [ソフトウェア的用途区分 - (AT)memorymap - os-wiki](http://oswiki.osask.jp/?%28AT%29memorymap#qd4cd666)
; リトルエンディアン

        ;=======================================================================
        ; このプログラムがメモリ上のどこによみこまれるのか
        ; > [7.1.1 ORG: Binary File Program Origin - NASM - The Netwide Assembler](https://www.nasm.us/doc/nasmdoc7.html#section-7.1.1)
        ORG     0x7c00

        ;=======================================================================
        ; ディスクのための記述
        ; http://elm-chan.org/docs/fat.html#notes
        ; BPB(BIOS Parameter Block)
                                ; Name             | Offset              | Byte | Description
                                ;                                               | 
        ; FAT12/16/32共通フィールド(オフセット0~35)
        JMP     entry           ; BS_JmpBoot       | 0x0000-0x0002 0-2   |    3 | Jump to Bootstrap
        DB      0x90            ;                                               | ブートストラッププログラムへのジャンプ命令(x86命令)。
                                ;                                               | 0xEB, 0x??, 0x90 (ショート ジャンプ+NOP)
        DB      "HELLOIPL"      ; BS_OEMName       | 0x0003-0x000a 3-10  |    8 | これは単なる名前である
        DW      512             ; BPB_BytsPerSec   | 0x000b-0x000c 11-12 |    2 | セクタあたりのバイト数.
                                ;                                               | 512, 1024, 2048, 4096
                                ;                                               | Bytes Per Cluster
        DB      1               ; BPB_SecPerClus   | 0x000d           13 |    1 | アロケーションユニット(割り当て単位)当たりのセクタ数
                                ;                                               | アロケーションユニットはクラスタと呼ばれている
                                ;                                               | Secters Per Cluster
        DW      1               ; BPB_RsvdSecCnt   | 0x000e-0x000f 14-15 |    2 | 予約領域のセクタ数 (少なくとも
                                ;                                               | このBPB(BIOS Parameter Block)を含むブート
                                ;                                               | セクタそれ自身が存在するため0であってはならない)
        DB      2               ; BPB_NumFATs      | 0x0010           16 |    1 | FATの個数 
                                ;                                               | (このフィールドの値は常に2に設定すべきである)
        DW      224             ; BPB_RootEntCnt   | 0x0011-0x0012 17-18 |    2 | FAT12/16ボリュームではルートディレクトリに
                                ;                                               | 含まれるディレクトリエントリの数を示す.
                                ;                                               | このフィールドにはディレクトリテーブルのサイズが
                                ;                                               | 2セクタ境界にアライメントする値,つまり,
                                ;                                               | BPB_RootEntCnt*32がBPB_BytsPerSecの偶数倍になる値
                                ;                                               | を設定すべきである. (32というのはディレクトリエントリ1個のサイズ)
                                ;                                               | 最大の互換性のためにはFAT16では512に設定すべき.
                                ;                                               | FAT32ボリュームではこのフィールドは使われず,
                                ;                                               | 常に0でなければならない.
                                ;                                               | 224x32=4x16x32=4x512
                                ;                                               | 512=32x16
                                ;                  |                     |      | 
        DW      2880            ; BPB_TotSec16     | 0x0013-0x0014 19-20 |    2 | ボリュームの総セクタ数(古い16ビットフィールド).
                                ;                                               | ボリュームの4つの領域全てを含んだセクタ数.
                                ;                                               | FAT12/16でボリュームのセクタ数が0x10000以上になる
                                ;                                               | ときは,このフィールドには無効値(0)が設定され,真の
                                ;                                               | 値がBPB_TotSec32に設定される.
                                ;                                               | FAT32ボリュームでは,このフィールドは必ず無効値で
                                ;                                               | なければならない.
                                ;                                               | 0x10000=(2^4)^4=65536 > 2880
                                ;                  |                     |      | 
        DB      0xf0            ; BPB_Media        | 0x0015           21 |    1 | 区画分けされた固定ディスクドライブでは0xF8が標準
                                ;                                               | 値である. 区画分けされないリムーバブルメディアで
                                ;                                               | は0xF0がしばしば使われる. このフィールドに有効な
                                ;                                               | 値は,0xF0,0xF8,0xF9,0xFA,0xFB,0xFC,0xFD,0xFE,0xFF
                                ;                                               | で,ほかに重要な点はこれと同じ値をFAT[0]の下位8
                                ;                                               | ビットに置かなければならないということだけである.
                                ;                                               | これはMS-DOS 1.xでメディアタイプの設定に遡り,
                                ;                                               | 既に使われていない。
                                ;                  |                     |      | 
        DW      9               ; BPB_FATSz16      | 0x0016-0x0017 22-23 |    2 | 1個のFATが占めるセクタ数.
                                ;                                               | このフィールドはFAT12/FAT16ボリュームでのみ使われる.
                                ;                                               | FAT32ボリュームでは必ず無効値(0)でなければならず,
                                ;                                               | 代わりにBPB_FATSz32が使われる. FAT領域のサイズは,
                                ;                                               | この値 * BPB_NumFATsセクタとなる。
                                ;                  |                     |      | 
        DW      18              ; BPB_SecPerTrk    | 0x0018-0x0019 24-25 |    2 | トラック当たりのセクタ数
        DW      2               ; BPB_NumHeads     | 0x001a-0x001b 26-27 |    2 | ヘッドの数
        DD      0               ; BPB_HiddSec      | 0x001c-0x001f 28-31 |    4 | ストレージ上でこのボリュームの手前に存在する隠れ
                                ;                                               | た物理セクタの数. 一般的にIBM PCのディスクBIOSで
                                ;                                               | アクセスされるストレージに関するものであり,どの
                                ;                                               | ような値が入るかはシステム依存. ボリュームがスト
                                ;                                               | レージの先頭から始まる場合(つまりフロッピーディ
                                ;                                               | スクなど区画分けされていないもの)では常に0である
                                ;                                               | べきである.
                                ;                  |                     |      | 
        DD      2880            ; BPB_TotSec32     | 0x0020-0x0023 32-35 |    4 | ボリュームの総セクタ数(新しい32ビットフィールド).
                                ;                                               | この値はボリュームの4つの領域全てを含んだセクタ数
                                ;                                               | である.
                                ;                                               | FAT12/16ボリュームで総セクタ数が0x10000未満のとき,
                                ;                                               | このフィールドは無効値(0)でなければならなず,真の
                                ;                                               | 値はBPB_TotSec16に設定される.
                                ;                                               | FAT32ボリュームでは常に有効値が入る.

        ;=======================================================================
        ; FAT12/16におけるオフセット36以降のフィールド
                                ; Name             | Offset              | Byte | Description
                                ;                  |                     |      | 
        DB      0x00            ; BS_DrvNum        | 0x0024           36 |    1 |
        DB      0x00            ; BS_Reserved1     | 0x0025           37 |    1 |
        DB      0x29            ; BS_BootSig       | 0x0026           38 |    1 |

        DD      0xffffffff      ; BS_VolID         | 0x0027-0x002a 39-42 |    4 | ボリュームシリアル番号
        DB      "HELLO-OS   "   ; BS_VolLab        | 0x002a-0x0036 43-54 |   11 | ディスクの名前(ルートディレクトリに記録される11バイトのボリュームラベルに一致する)
        DB      "FAT12   "      ; BS_FilSysType    | 0x0036-0x003d 54-61 |    8 | フォーマットの名前
        RESB    18              ;                  | 0x003e-0x004f 62-79 |    8 | Reserve Bytes : [3.2.2 RESB and Friends: Declaring Uninitialized Data](https://www.nasm.us/doc/nasmdoc3.html#section-3.2.2)
                                ;                                               | 18バイト空けて 0x7c50 の直前まで埋める
                                ;                                               | naskでは0で初期化するみたいだがnasmだ
                                ;                                               | と初期化しない


        ;=======================================================================
        ; START BS_BootCode                                | 64      448
        ; (ブートストラッププログラム. システム依存フィールドで、未使用時はゼロで埋める。)
        ; 0x7c50
        ;
        ; rb (register byte),  rw (register word), rd (register double-word) 等の表記は
        ; https://www.intel.co.jp/content/dam/www/public/ijkk/jp/ja/documents/developer/IA32_Arh_Dev_Man_Vol2A_i.pdf
        ; によっている.
        ; >   | rb | rw | rd  |
        ; > 0 | AL | AX | EAX |
        ; > 1 | CL | CX | ECX |
        ; > 2 | DL | DX | EDX |
        ; > 3 | BL | BX | EBX |
        ; > 4 | AL | SP | ESP |
        ; > 5 | CL | BP | EBP |
        ; > 6 | DL | SI | ESI |
        ; > 7 | BL | DI | EDI |
        ; > imm8 - 即値バイト値。記号 imm8 は -128 から +127 までの符号付き数値である
        ; == 16 bit register ==
        ; AX : acumulator
        ; CX : Counter
        ; DX : Data
        ; BX : Base
        ; SP : Stack Pointer
        ; BP : Base  Pointer
        ; SI : Source      Index
        ; DI : Destination Index
        ; ES : Extra Segment
        ; CS : Code  Segment
        ; SS : Stack Segmengt
        ; DS : Data  Segmengt
        ; FS : no-name
        ; GS : no-name

entry:
        MOV     AX, 0           ; AX (rw1) に0(imm8)代入
        MOV     SS, AX
        MOV     SP, 0x7c00
        MOV     DS, AX
        MOV     ES, AX

        MOV     SI, msg
putloop:
        MOV     AL, BYTE [SI]   ; BYTE (accumulator low)
        ADD     SI, 1           ; increment stack index
        CMP     AL, 0           ; compare (<end msg>)
        JE      fin             ; jump to fin if equal to 0

																; 一文字表示
        MOV     AH, 0x0e        ; AH = 0x0e
        MOV     BX, 15          ; BH = 0, BL = <color code>
        INT     0x10            ; interrupt BIOS
																; [INT(0x10); ビデオ関係 - (AT)BIOS - os-wiki](http://oswiki.osask.jp/?%28AT%29BIOS#n5884802)
        JMP     putloop
fin:
        HLT
        JMP     fin

msg:
        DB      0x0a, 0x0a
        DB      "hello, world"
        DB      0x0a
        DB      0                   ; end msg

        ;RESB    0x7dfe-($-$$)      ; これだとエラーが出た。。。
																	  ; セクタサイズ 512 Byte なので 510 Byte目までを埋めたいときは
																	  ; 0x1fe - ($-$$) としてやればいい
                                    ; > you can tell how far into the section you are by using ($-$$)
                                    ; > [3.5 Expressions - NASM - The Netwide Assembler](https://www.nasm.us/doc/nasmdoc3.html#section-3.5)
        RESB    0x1fe-($-$$)			  ; 現在の場所から 0x1fd (0x1fe の直前)
                                    ; まで(残りの未使用領域)を0で埋める
                                    ; (naskでは0で初期化するみたいだがnasm
                                    ; だと初期化しない) 
                                    ; 0x7dfe-0x7c00 = 32254−31744 = 510

        ;=======================================================================
        ; END BS_BootCode       ; Name             | Offset              | Byte | Description
        DB      0x55, 0xaa      ; BS_BootSign      | 0x7dfe-0x7dff       | 510  |
Makefile
.DEFAULT_GOAL : all
.PHONY : all
all : img

ipl.bin : ipl.asm

%.bin : %.asm
	nasm $^ -o $@ -l $*.lst

helloos.img : ipl.bin
	cat $^ > $@


.PHONY : asm
asm :
# -r, --no-builtin-rules
#     Eliminate use of the built-in implicit rules.
#     Also clear out the default list of suffixes for suffix rules.
#	make --no-builtin-rules ipl.bin
	make ipl.bin

.PHONY : img
img :
	make helloos.img

.PHONY : run
run :
	make img
	qemu-system-i386 helloos.img

.PHONY : clean
clean :
# lstは残しておいてもいいと思うのでcleanに入れていない
	@rm *.img *.bin

実行

$ cd helloos4
($ make)
$ make run

参考

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