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archiso で Arch Linux ベースのライブイメージを作成するときにハマったこと

Last updated at Posted at 2014-11-05

需要がなさそうですが archiso を試しまくっててハマったことを羅列します。個人的な備忘録代わりかつめっちゃアドホックな解決法なので、あまり参考にならないような感じ && 偏りがあります。ちなみに archiso が何かを簡単に解説すると、Arch Linux ベースのライブ起動イメージをスクラッチで生成するスクリプト群のことです。カスタマイズする際には、実際に archlinux.org でインストーラとして配布されているもののスクリプト (releng) をベースにいじっていくことになるでしょう。詳しいことや入門っぽい内容は公式 Wiki に全部書いてあるのでそっちを読んでください。

SLiM や GDM などのグラフィカルログインマネージャを使う

SLiM とか GDM とかを使うときは、/etc/systemd/system/display-manager.service/usr/lib/systemd/system/slim.service などのシンボリックリンクを張るわけですが、それに加えて systemd でターゲット (ランレベルみたいなもの) を graphical.target に変更する必要があります (releng のデフォルトは airootfs/root/customize-airootfs.shmulti-user.target に設定されています)。

自動起動するユーザを変更する

airootfs/etc/systemd/system/getty@tty1.service.d/autologin.conf を書き換える

AUR のパッケージを追加する

*.pkg.tar.xz を用意してもいいですが、面倒なので /pacman.confarchlinuxfr レポジトリを、/packages.bothyaourt を追加したうえで airootfs/root/customize-airootfs.sh

yaourt -S --noconfirm mikutter softethervpn-git

というような感じで記述することでインストールをしてしまいましょう。手っ取り早くやるにはおそらくこれが一番楽です。

罠とバッドノウハウ

core/linux 以外のカーネルをブートするのは極めて面倒

様々なファイルを書き換える必要があります。シェルスクリプトを読みまくることに自信があるのであれば不可能ではないと思いますが、あまり現実的ではないと思います。

ビルドの途中でコケるとき

work/ をすべて消して、何度かリビルドするとたいていうまくいきます() Key Integrity 周りとかの場合は特にそんな感じでした。mount/umount まわりでエラーが出るときは、マシンからリムーバブルメディアなどをすべてはずしたりリブートしたりすると大抵動くようになります。

その他

  • Antergos という Arch Linux ベースの Linux ディストリビューションのライブイメージは archiso を改造しまくったやつで生成されているので、そのレポジトリを参考にすることが出来ます (が、あまりに魔改造されているのでよくわからないところのほうが多いです、、): https://github.com/Antergos/antergos-iso
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