はじめに
皆さんこんにちは!ぽこちゃんです
他の記事も投稿してますし、Xではデータサイエンス系、エンジニアリングに関連した
情報を発信しているのでぜひみてってください!
さて今回は
2024.2から3月にかけてビジコンに初参加してきました!
残念ながら敗退してしまいましたがビジコンの進め方とか
経験者から学ぶことが多かったので供養として整理しておきます
概要
- 早慶ビジネス連盟 主催 Monju2
- 対象企業
- YOUTRUST様
- お題
- 大学生のモメンタムを上げるためにYOUTRUSTがやるべき新規価値創造をしてください
- 期間
- 1ヶ月
- チーム人数
- 4 - 6人
- 参加人数
- 80人程度
進め方
基本オンラインで2,3時間ずつくらい
もっと対面したかったなあ
- アイスブレイク
- 企業分析
- 第1回フィードバック
- 課題出し
- 課題しぼり
- 第2回フィードバック
- 絞った課題に対して解像度を上げる
- 課題のクリティカルなポイントを探す
- ソリューション考案
- 第3回フィードバック
- ソリューションの詰め
- スライド作成
アイスブレイク
開催日から数日の間にカフェでご飯
自己紹介や軽〜くお話しして解散
これ後々超大事だと気づく
議論が白熱する中で対立もおきますが、アイスブレイクをしっかりしておけば、安心して意見をぶつけられる
企業分析
まずは対象となるYOUTRUST様の現状調査
やり方
各人が調べてくる
↓
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欲しい情報
- 企業のビジョン
- サービスの導入理念
- 副業ニーズの高まり
- 自社の強み
- 重視していること
- 今回だとカスタマーサクセス
- サービスの導入理念
- 現状の企業が抱える課題
- サービスの内容
- メリット・デメリット
情報ソース
- 企業のHP
- サービスサイト
- 企業のジャーナルサイト
- 企業のサービスの対象マーケット
- CEOのインタビュー
- 企業のnote
ソリューションは対象企業のビジョンとマッチしたものでなければならない
第1回フィードバック
今回キックオフからFBまでが早すぎて企業分析ぐらいしか間に合わなかった
- スタンス
- 分析結果を話の種に仲良くなろう
- 15分間も質問攻めは話すことなくなるし
- 審査員の可能性もあるし仲良くするに越したことはない
- 御社のためにめっちゃ頑張りますよのアピール
- 企業側の思惑を知りたい
- 分析結果を話の種に仲良くなろう
- 質問内容
- 企業側の思惑を知りたい
- なぜ今回のテーマは大学生が対象なのか
- 学生むけのビジコンだから??
- 学生にユートラストを知ってもらいたいだ
- 将来ユートラストを使って欲しい
- インターン欲しかった説
- 告知事項でインターンの応募かけてた
- 本気で大学生向けの新規サービスを考えたい?
- なぜ今回のテーマは大学生が対象なのか
- 企業側の思惑を知りたい
今回はテーマが超あいまいなので企業側のビジコンに対する重みを知りたかった
ソリューションの大きさに影響しそうだった
ちょっとサービス追加するだけか
ガッツリ新規事業立ち上げするか
- 本当に大学生のユーザー獲得をしたい。ビジコンだからターゲットを大学生にしているわけではない
- 自社で大学生をターゲットとしたもののアイデアは出るけど、進めているわけではない
という話だったので新規事業もガッツリというイメージでしたが
残ったサービス見るとちょっと機能追加ぐらいの実現可能性でよかった
課題出し
流れ
個人で課題だし
↓
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内容
- wantではなくmust haveで考える
- 困りごとを見つける
- こういうのあったらいいなではなく
- こういうことがあって困ったを探す
- 事実ベースでないと解像度が高まらない
- なるべく細かく 具体的な場面を想定して
この課題の解像度の高さがビジコンでの全て
ソリューションは 1,2時間で考えられる
課題しぼり
課題を絞るポイント
- 解像度を高くする
- 身の回りの問題である
- 審査員より解像度が高い状態であるべき
- 自分が解決したいと思うか 困っているか
- 身の回りの問題である
- ペイン(課題感)の大きさ
- 発生頻度、その課題がどのくらい発生するか
- 困っている人の多さ
- 誰かが切実に解決したいと思っているか
- お金を払ってでも解決したいか
- must haveか
- 特定のターゲットに対してバーニングニーズがあるか否か
- スタートアップ特有のポイント
- 実現可能性で絞らない
- ソリューション作成の段階で考える (方法はいくらでもある)
- 大企業とVSにならないもの
- インスタ、ツイッター、グーグルなどは注意
- 何かしらの具体的なアクションを起こしているが、その上でも解決しきれていないものなのか
- 社会問題でないもの
- 課題が大きすぎるからスタートアップでは解決できない
- 実現可能性で絞らない
第2回フィードバック
-
大学生に最初の一歩を踏み出す場が整っていない
問題を抱える人の数は多いはず
広いのでマーケットは確保できる。
実現性はある。
サークルかアルバイト ← 新たな選択肢をふやすという方向性にすると面白いかも -
大学生の経験を積む環境が整ってない
数としてあまり多くない感じがする。専門学校。→ペルソナ次第
質→環境っていうものをどう定義するか?
実現性→アイデアによっては難しい。学部のカリキュラムとかは変えがたい。 -
大学生の知識を得たことの重要性を感じる経験があまりない
・上にしかり、学部とかによる、経済、商、社学などくらいしかないのでは?
現に、薬学、医学などは学部の勉強大事 -
学生のアルバイトなどで実際に働いてみたら想像と違った問題
・実現可能性はある。アイデアとしてはおとなしい。課題の設定がクリティカルであれば新規性は生み出せる。誰が何に困っているかということの言語化が大事。
絞った課題に対して解像度を上げる
誰のどんな課題かでまとめる
- 誰の
- ペルソナ(ターゲット)の選定
- 対象は大学生
- 学年と時期
- 具体的な場面を想定する
- ペルソナ(ターゲット)の選定
- どんな
- 5W1Hでまとめる
- ペルソナのどんな時のどういった課題なのかを明確にする
課題のクリティカルなポイントを探す
進め方について超対立しました
この時点で課題が4つあって
1.対象とする課題を一つ絞り、その解決策を出す
2.課題4つの共通項を見出し、その解決策を出す
今回は2で行きました
正直どっちがいいとかわかりません
共通項を探す筋が悪いとビジコン経験者から言われました
クリティカルな課題が見えていたら絞るまでもなく、解決すべき課題が決まっていたはず
→ 課題の解像度の荒さが原因
ソリューション考案
前回課題のクリティカルなポイントを探したので
それに対応するソリューションの考案
各自アイデア出し
↓
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ここの面白いソリューションを考える方法がわからなかった
結局よくあるアイデアに落ち着いてしまった感じはある
第3回フィードバック
ビジコン経験者にフィードバックをもらう機械
この時点でソリューションが3択で
どれが一番筋良さそうか聞いた
けど各ソリューションの内容が詰まり切ってなかったため、
ふわっとした着地にしかならなかった
ソリューションの詰め
フィードバックを元にソリューションの詳細設計
発表に対するフィードバックを見るかぎりここの詰めが甘かったように思う
正直自分もなんとなく完成度高く見えていたが、実際にやってみるとして
どこから手をつければいいのかわからないし
必要性の面ではあったら良いというのはとても感じたものの
実現性の面で言えば説明できない事柄の方が多い
つまり詰めきれていない
スライドの作成
- 解決する課題(どんな大学生のどんな課題?及びどんな企業(YOUTRUSTもだしその関係企業)のどんなニーズ?)
- 解決するためのソリューション(大学生の課題を解決し、企業のニーズも満たしているか、新規性があるか)
- ソリューションの背景論理・根拠・証明
- プロダクト紹介
- 顧客・ステークホルダー(4C)・事業モデル(マネタイズ)
- 競合との比較、ベンチマークと差別化・優位性
- 市場規模・成長戦略
- 理想像(サービス実現までの解像度)
各内容の詰め方
1. 解決する課題(どんな大学生のどんな課題?及びどんな企業(YOUTRUSTもだしその関係企業)のどんなニーズ?)
- 学生 YOUTRUST 企業を対象に現状分析
- 現状の課題について
- その課題の大きさ
- 解決することのニーズについて
2. 解決するためのソリューション(大学生の課題を解決し、企業のニーズも満たしているか、新規性があるか)
- ソリューションの内容説明
- どういうものか
- 何をするか
- 関わる人は何をするのか
ここ実現可能性につながるけど薄かったかも
結局YOUTRUSTがどういうことをして始めるのか
運用を続けていくのかがわかりづらかった
3. ソリューションの背景論理・根拠・証明
そのソリューションによって課題が解決できることの証明
- 学生 YOUTRUST 企業の現状分析を元に
- なぜ解決できるのか
- どういったメリットがあるのか
4. プロダクト紹介
結論 Figma
ハッカソンではないので実際に開発する必要はない
画面イメージと遷移 具体的な実現性を保証するもの
STUDIOでポータルサイトみたいなのは作ったけど結局使わなかった
5. 顧客・ステークホルダー(4C)・事業モデル(マネタイズ)
Figmaで図を作成
でもFBを見る感じこれもあんまり現実味がなかったらしい
6. 競合との比較、ベンチマークと差別化・優位性
競合はマッピングをした
研究室で習ったスライドの作成方法まんま
ちまちま思いつく競合を選んで出す
競合はたくさんいるから新規性出すのは大変なんだけど
他も作れているから可能だよという
実現可能性の証明にもするべきだったかも
7. 市場規模・成長戦略
TAM、SAM、SOMで計算 詳しいことは以下
TAMとSAMについてはトップダウン(現状の市場規模から算出)
- TAM:3500億(日本ホワイトカラーの人材紹介2023年度市場規模(事務系、営業系、管理系、IT系などの職種)) 年18.6%増
- SAM:1755億(IT系)年20.8%増(2021年度比)
SOMについてはボトムアップ(細々とした売り上げから算出)で計算
8. 理想像(サービス実現までの解像度)
ここテキトーにしちゃったのも不味かったかなあ
めんどくさくて「一緒にやりましょう!」で終わらせちゃった
実現可能性を持たせるために
- 発足の動き
- 初年度の動き
- 運営の方針
- 集客の方法
- etc
しっかり詰めるべき
復習と反省
- 課題出しが全て
- どれだけ解像度高く持てるか
- どれだけ自分たちが欲しいと思えるか
- 実現可能性
- ビジコンは机上の空論になりがち
- 今回でいえばもっと地に足ついたソリューションにすべきだったか?
- 自分たちでできそうと思えるか
- (ここは企業と大学生のリソースも違うからできればFBもらうべき)
- いやでもその範囲だとしょうもないソリューションしか出てこないからどうかな??
感想
もう一回出たいですね... めちゃくちゃ悔しかったです
時間かけたのもそうですし、自分たち的にはかなり解像度高かったしプレゼンも上手くいった気がしていたので
リベンジします