Elixirの勉強を始めたときにあったらよかったなと思う 「基礎の学習のロードマップ」 を書いてみます。
この記事の対象は以下のような方です。
- Elixirでアプリケーションをまだ書いたことがない
- Elixirの基礎を固めたい
基礎の学習のロードマップ
以下の順に学習を進めるのがよいと思います。
- iex
- パターンマッチ、組み込み型、モジュール、関数
- リストからのEnum
上記の順序はプログラミングElixirの進め方と同じです。
なぜ、この順序で学習すると良いかを書いていきたいと思います。
iex
学習は「試す、間違える、調べる、試す、成功する」を繰り返し行うことで強化されます。
よって、 「簡単に試せる、簡単に調べられる」 がとても大事です。
そして、それができるのがiexです。よって、まずiexを使えるようになりましょう。
iexとはElixirのREPL(Read Eval Print Loop)です。
入力されたコードを 「読み込み(Read)、評価(Eval)し、結果をプリント(Print)し、繰り返し(Loop)」 ます。
「これってどうなるんだろう?どういう意味だろう?」と思ったら、その場でぱっと入力して確認できます。
iex(1)> 1+1
2
簡単に試せます。
IExヘルパー h
次は簡単に調べる方法を紹介します。以下を入力してください。
iex(2)> h
「h」はiexで最も重要な機能、IExヘルパーの「h」です。表示されたのはiexのドキュメントです。
分からないことがあったら、いつだって「h」で確認しましょう。
iex(3)> h Enum # Enumモジュールのドキュメントが表示されます。
h以外の抑えておくべきIExヘルパー
iex(4)> i variable # 変数情報の表示
iexで試行しているときに変数の情報が見たくなったときに使えます。
組み込み型を学習するときに使ってみてください。
iex(4)> c "module_name.ex" # モジュールファイルのコンパイル
iex(5)> r ModuleName # モジュールのリコンパイル
作成したモジュールをcでコンパイルして試し、間違いを見つけて修正したらrでリコンパイルして試す。
手返しよく試せるので効率が上がります。
パターンマッチ、組み込み型、モジュール、関数
これは各自宿題!
Elixirでプログラミングをする上でリスト、Enumに習熟する必要があります。
そのためにはパターンマッチ、組み込み型、モジュール、関数を先に理解する必要があります。
リファレンスを読んで、iexで試して、調べて、学習しましょう。
プログラミングElixirはおすすめです。
リスト、Enum
プログラミングとは「データを取り扱うロジックを作る」ことです。
そして、Elixirにおいてデータの取リ扱いで活躍するのがEnumモジュールです。
Enumをなんとなく理解して、なんとなく使うことはできると思います。
でも、思うようにデータ変換できなくて困ったことはありませんか?僕は今でもよくあります。
それはEnumモジュールを正しく理解していないことが原因のひとつかもしれません。
よって、基礎を固めるためにEnum、そしてその元となるリストを正しく理解することが大切です。
終わり
Elixirの基礎の学習ロードマップを書いてみました。
何となく使えるの先に進むためにちゃんと理解をすることが大切です。(自戒を込めて)
次はリストを使ってEnumモジュールを実装することでEnumの理解を深める 作って学ぶEnumモジュール を書く予定です。
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