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はじめに

Amazon QuickSightはAWSが提供しているBIサービスです。AthenaやRedShift、S3などのAWSのデータソースと統合し、ダッシュボードを作成できます。弊社でもQuickSightを導入しており、SBOMやAWSのコスト可視化などに活用しています。

QuickSightを利用したSBOMについての過去記事はこちらです。

BIツールの導入においては、データソースとの親和性や機能面の比較検討も大切ですが、直感的に操作できるかどうかなどの操作感の確認も重要なポイントです。また、導入後にもダッシュボード作成について学べるコンテンツがあると嬉しいですよね。

今回は、QuickSightの導入検討や構築に役立つデモ環境をご紹介したいと思います。

こんな方におすすめの内容です

  • QuickSightに関する情報収集をしたい
  • QuickSightのダッシュボード作成方法について学びたい
  • AWSエンジニアとしてQuickSightを触ってみたい

QuickSight Demo Central

QuickSightには初回1か月のトライアル期間がありますが、QuickSightアカウントを作成しなくても手軽にQuickSightの機能を体験できる環境があります。それが、今回ご紹介する「QuickSight Demo Central」です。

データセット作成やダッシュボードの新規作成はできませんが、ユーザー登録不要でダッシュボードのサンプルの閲覧や編集、QuickSight Qの一部機能を無料でお試しできます:clap:

image.png

ダッシュボード閲覧

左側にあるメニュー「≡」内にある、「Dashboard Demo」の中にサンプルのダッシュボードのリンクがあり、さまざまな内容のサンプルが公開されています。

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「Dashboard Demo」以外にも、「Feature Demo」、「Tips & Trics」という計算フィールドやフリーフォームレイアウトなど、QuickSightの特定の機能に着目したサンプルも用意されています。

以下は「Feature Demo」のメニュー内にある、コントロールのフィルタを使った例です。ラジオボタンやドロップダウンリストのコントロールを追加し、閲覧者がダッシュボード内で操作できるフィルタが設定されています。

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公開されているダッシュボードのほとんどが英語ですが、メニュー内の「Other Languages」には日本語のサンプルも3つ提供されていました。

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ダッシュボード編集

サンプルのダッシュボードは、閲覧だけでなく編集もできます。編集したいダッシュボードを開いたら、左側のメニューにあるペンのマークのアイコンimage.pngをクリックすると、編集モードに切り替わります。

編集モードでダッシュボード内のビジュアル(ダッシュボード中の表やグラフのこと)を選択すると設定項目が表示され、それぞれの設定内容を編集することができます。また、ダッシュボード内のデータセットを使って、新しいビジュアルを追加することもできました。

編集モードではビジュアルの設定方法を見ることができるので、サンプルと同じようなビジュアルを設定したいときにはとても参考になります。

image.png

QuickSight Qのデモ

QuickSight Demo Centralでは、QuickSight Qの一部であるAsk Qという機能のデモも提供されています。Ask Qは、自然言語で質問した内容に対して、データを元に回答、可視化してくれるという機能です。「Ask Q」のダッシュボードでは、この機能をお試しできます。

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ダッシュボードの上部にあるテキストボックスに質問内容を英語で入力して実行したところ、10秒程度で以下のような回答とビジュアルを生成してくれました。料金は高くなってしまいますが、ダッシュボードを作ることなく気になった点についてのインサイトを得られるので、蓄積されたデータの活用が進みそうです。

2024/6/12時点では利用できるリージョンが限られている機能ですが、日本語対応も含めて東京リージョンで提供される日を待っています!

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まとめ

今回はQuickSightの導入・構築に役立ちそうなQuickSight Demo Centralのコンテンツをご紹介しました。
次回はQuickSightで構築したAWSのコスト可視化ダッシュボードをご紹介したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!

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