以前TeXをSublime Text2で使いはじめる(Mac編)で、MacでSublime Text2でコンパイルする方法を紹介しました。
今回は、より新しいクラスドキュメントのTeXをコンパイルする方法を紹介します。
TeXのクラスドキュメントについて
TeXではドキュメントクラスでクラスの種類を指定します。それぞれの用途と種類は以下のとおりです。
用途 | 欧文 | 和文(標準) | 和文(新) |
---|---|---|---|
論文 | article | (u) and | jsarticle |
長い報告書 | report | (u)jreport | - |
本 | book | (u)jbook | jsbook |
※(u)はunicodeに対応したtexのクラス
上記の表では、*
< j*
< uj*
< js
のようにjs*
が新しくなっています。
今回はこのjs*
のクラスドキュメントがコンパイル出来るように設定を変更します。
「LaTeXTools」の設定
Users/ユーザ名/Library/Application Support/Sublime Text 2/Packages/LaTeXTools/builders にある「traditional.py」を開きます。
「traditional.py」の18行目にある
DEFAULT_COMMAND_LATEXMK = ["latexmk", "-cd",
"-e", "$pdflatex = '%E -interaction=nonstopmode -synctex=1 %S %O'",
"-f", "-pdf"]
この部分をコメントアウトして、以下のように書き換えます。
DEFAULT_COMMAND_LATEXMK = ["latexmk", "-cd",
"-e", "$latex = 'uplatex %O -interaction=nonstopmode -synctex=1 %S'",
"-e", "$biber = 'biber %O --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %B'",
"-e", "$bibtex = 'upbibtex %O %B'",
"-e", "$makeindex = 'mendex %O -U -o %D %S'",
"-e", "$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S'",
"-e", "$pdf_mode = '3'",
"-e", "$pdf_update_method = '0'",
"-e", "$pdf_previewer = 'open -a preview.app'",
"-f", "-norc", "-gg", "-pdfdvi"]
これでコンパイルが出来るようになります。
小ネタ
jsarticle とjsbook はありますが、jsreportはありません。
しかし、以下のように記述するとjsreportに相当します。
\documentclass[a4paper,report]{jsbook}
\begin{document}
これは新しいTeXのクラスドキュメントです。
\end{document}
上の図がオプションに"report"を記述しない場合の出力、下の図が記述した場合の出力になります。
参考
- LATEX2ε 美文書作成入門 - 奥村晴彦/黒木裕介 著
- Sublime Text の変更点 - TeX Wiki
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?cmd=diff&page=Sublime%20Text