■ CPU(Central Processing Unit)
プロッサー、中央処理装置とも呼ばれる。
コンピューターにおける「制御・演算」装置。
人間の体で例えると脳にあたる。
IntelとAMDなどがCPU製造メーカーとして有名。
● コア
CPUの中心部品で、単体でCPUとして動作する電気回路。
-
デュアルコア
1つのCPUの中に、2つのコアがあるもの -
クアッドコア
1つのCPUの中に、4つのコアがあるもの
● クロック周波数
CPUの処理速度を示す。
●●[GHz:ギガヘルツ]という形式で表され、
秒単位でどの位の量の計算ができるかを示す。
●●の部分の数字が高ければ高い程、処理速度は早くなる。
周波数とは単位時間あたりに発生する、音波や電波などの振動回数。
単位がヘルツの場合は、1秒あたりに発生する振動回数。
● アーキテクチャ
ハードウェアの基本設計や設計書思想を示す用語だが、intel, ARMなどのCPUの種類という意味で用いられる。
■ 記憶装置
● メモリ
CPUがソフトウェアの実行のために必要なプログラムやデータを
記憶しておくための記憶装置。
一時的なデータを記憶する短期的な記憶装置。
● ストレージ
長期的なデータを保存する記憶装置。
○ HDD(Hard Disk Drive)
記憶媒体が磁気ディスクである記憶装置。
メリットは、
- 容量が大きい
- 価格が安い
書き込み寿命が長い
デメリットは、
- 書き込み速度が低速
○ SSD(Solid State Drive)
USBメモリなどと同様に、
記憶媒体が半導体メモリである記憶装置。
メリットは、
- 書き込み速度が高速
デメリットは、
-
容量が小さい
-
価格が高い
書き込み寿命が短い
○ ブロック (セル)
分割したストレージの区画のこと。
● メモリカード
カード上の補助記憶装置。
○ MMC(Multi Media Card)
MMCは、Siemensが考案し、SanDiskと共同で開発した小型のメモリカード規格。
フラッシュメモリーに属するメモリーカード。
○ SDカード
1999年にSanDisk社、松下電器産業、東芝の3社が共同開発したメモリカードの規格
フラッシュメモリーに属するメモリーカード。
MMCをベースにセキュア(セキュリティ)機能を実装したもの。
■ デバイス
コンピューターを構成するハードウェアのこと。
プリンタやマウスなどの周辺機器や、CPUやハードディスクなどの部品などもデバイスとなる。
● デバイスファイル
デバイスファイルはデバイス(ハードウェア)にアクセスする際のインターフェースとなるファイル。
OSはデバイスファイルへの読み書きを通して、アクセスを行う。
デバイスファイルは/devディレクトリ以下にある。
● デバイスドライバ
ベンダが提供しているOSがデバイスを制御・操作するためのソフトウェア。
● クラスドライバ
Linuxシステムに最初から導入されている汎用のデバイスドライバ。
● udev(userspace device management)
Linuxカーネル用のデバイス管理ツール。
デバイスがコンピューターに接続されると、カーネルがそれを検知して、
/sysディレクトリ以下にそのデバイス情報を作成する。
そのデバイス情報を参照して、/devディレクトリ以下にデバイスファイル作成する。
/etc/udev/rules.d以下の設定ファイルを編集することで、特定のデバイスのデバイスファイル名を任意の名前に変更するなど独自の設定ができる。
● リザーブ(予備)領域
rootだけが利用できる予約領域が設定されている。
通常は、パーティッション領域全体の5%が予約領域になっている。
■ ハードウェアクロック (RTC)
マザーボード(ハードウェア)が持つ内部時計であり、
端末の電源が落ちている間でも、内部電池により、時刻を刻む。
システム(ソフトウェア)が持つ時刻をシステムクロックという。
内蔵時計、RTC(リアルタイムクロック)、BIOSクロック、CMOS(コイル電池)クロックなどとも呼ばれる。
● タイムゾーン(時間帯)
グリニッジ標準時や、日本標準時のように基準としている時間帯のこと。
● ローカルタイム
UTC(協定世界時)に対して、JST(日本標準時)などのように、各地域において、標準としているタイムゾーンのこと。
日本の場合はJSTで、UTC + 9時間となる。
● ローカルクロック
NTPを使用しているケースにおいて、
外部NTPサーバの時刻に対して、端末自身(クライアント側)の時刻のこと。
ハードウェアクロックのことなのか、システムクロックを示すのかはOSの種類などにより、ケースバイケースらしい