■ monitとは
monitは、オープンソース・ソフトウェア監視ソフト。
手軽にファイル・システムの監視を行える。
■ monitの設定ファイル
monitの設定ファイルは"/etc/monitrc"にある。
詳細は公式のTHE MONIT CONTROL FILEを参照。
ここに、下記のような記載があるはずだ。
SET DAEMON <seconds>
で監視間隔の設定を行っている。
"SET DAEMON 60"なら60秒間隔となる。
■ 監視項目を分ける
"/etc/monitrc"に以下の様に記載する。
include /etc/monit.d/*.conf
これで、/etc/monit.d/以下に監視項目ごとに
●●.confファイルを用意することで、監視項目を分けられるようになる。
■ 例 : apache.conf
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check process apache with pidfile /var/run/httpd.pid
start = "/etc/init.d/httpd start"
stop = "/etc/init.d/httpd stop"
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■ 項目別監視間隔の変更
監視間隔の設定は、"SET DAEMON"だが、
monitデーモンの監視間隔で、/etc/monit.d/*.confに書いても、
他の監視間隔の設定も変更されてしまう。
個別の設定の仕方は公式のSERVICE POLL TIMEに書いてある。
3つの設定方法があるようだ。
- 基準間隔 * 倍数の間隔で監視する
check process nginx with pidfile /var/run/nginx.pid
every 2 cycles
SET DAEMONで設定した間隔*[number]の間隔で監視する。
- 指定時刻に監視する方法
check program checkOracleDatabase
with path /var/monit/programs/checkoracle.pl
every "* 8-19 * * 1-5"
cronに類似する形式で監視する時刻を指定するタイプ。
ただし、cronにある間隔値の設定などは使えない模様。
[/]の後ろが間隔値
0-59/5 * * * * root /usr/bin/mrtg /etc/mrtg/mrtg.cfg
あくまで、公式のExampleにあるような形式でしか利用できないようだ。
- 指定した時刻に監視しないようにする設定
check process mysqld with pidfile /var/run/mysqld.pid
not every "* 0-3 * * 0"
指定した時刻に監視しないようにする設定。
設定の形式は上のものと同じ。