試験などで、適当なファイルサイズのデータが必要な場合、
ddコマンドで、任意のファイルサイズのデータが作成できる。
dd コマンド
dd は入力から出力へデータをコピーするコマンドである。cp はファイルからファイルにコピーするだけであるが、dd はファイルからデバイス、デバイスからファイル、デバイスからデバイスへのコピーも可能なため、ディスクのバックアップやダンプにも使用できる。
ddコマンド1024Byteのテキストファイルを作成↓
dd if=/dev/zero of=test.txt bs=1024 count=1
● オプション
if=[ファイル] | 入力ファイル (デバイス)。指定しないと標準入力。 |
---|---|
of=[ファイル] | 出力ファイル (デバイス)。指定しないと標準出力。 |
bs=[サイズ] | 入出力のブロックサイズを指定。ibs と obs の両方に同じ値をセットする場合に使用する。 |
ibs=[サイズ] | 入力のブロックサイズを指定 |
obs=[サイズ] | 出力のブロックサイズを指定 |
count=[ブロック数] | コピーするブロック数を指定 |
conv=変換オプション | 変換オプションを指定 (後述)。conv=hoge,fuga などと複数指定も可能。 |
seek=[ブロック数] | 出力の開始位置を指定されたブロックに移動してからコピーする |
oseek=[ブロック数] | FreeBSD では seek と同じ。Solaris では違うっぽい…? |
skip=[ブロック数] | 入力の開始位置を指定されたブロックに移動してからコピーする |
iseek=[ブロック数] | FreeBSD では skip と同じ。Solaris では skip より速いと書いてある…? |
bs=1 | 1バイト |
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bs=1b | 512バイト (b はバイトではなくブロック) |
bs=1K | 1KB |
bs=1M | 1MB |
bs=1G | 1GB |