目的
OpenMXという密度汎関数理論(DFT: Density Functional Theory)計算の国産アプリがあります。基本的にHPC環境を想定したLinux上で動くアプリですが、最近ではWSLでも動きます。
OpenMXの公式ではIntel OneAPIを利用する方法が紹介されていますが、ここでは、Ubuntuのaptで配布されているパッケージでインストールする方法をここに記載します。
前提とするOpenMXのversionは3.9.9です。
個人メモのようなものです。
方法
以下のコマンドでパッケージをインストールします。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install build-essential
sudo apt install gfortran
sudo apt install libopenmpi-dev openmpi-bin
sudo apt install libscalapack-openmpi-dev
sudo apt install libblas-dev
sudo apt install liblapack-dev
sudo apt install libfftw3-mpi-dev libfftw3-dev
コンパイルコマンド
openmx3.9.9/source/makefile
を次のように編集します。
CC = mpicc -O3 -fopenmp -march=native
FC = mpif90 -O3 -fopenmp -march=native
LIB = -lscalapack-openmpi -lblas -llapack -lfftw3 -lgfortran -lmpi_mpifh
まとめ
やったぜ!