令和4年春に受験したネットワークスペシャリストに合格したので、試験に向けて使った教材やサイトについてまとめていきたいと思います。
ネットワークスペシャリストとは
求める対象者像としてIPAのサイトでは以下のように記されています。
高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者
試験制度のスキルレベル4に指定されているネットワーク分野における高度情報処理技術者試験になります。
合格率は10%台で推移しています。
試験形式
試験は大きく4つに分かれます。
午前Ⅰ | 午前Ⅱ | 午後Ⅰ | 午後Ⅱ | |
---|---|---|---|---|
試験時間 | 50分 | 40分 | 90分 | 120分 |
出題形式 | 多肢選択 | 多肢選択 | 記述 | 記述 |
問題数 | 30問 | 25問 | 3問中2問を解答 | 2問中1問を解答 |
基準点は100点満点中60点です。合格するためにはすべての試験で基準点に達する必要があります。
筆者について
・20代
・文系地方国立大卒
・基本情報・応用情報・情報処理安全確保支援士取得済み
・IT企業勤務
・企業の基幹システムを開発しています。
試験に向けた勉強
午前Ⅱ対策
応用情報に合格していたので、1次試験は免除になりました。
そのため、午前Ⅱから対策を始めます。
勉強のために使ったサイト・本は以下の2点になります。
ネットワークスペシャリストALL IN ONEパーフェクトマスター
ネットワークに関わる知識を網羅的に得られるので、まずは上述の参考書を使って知識を習得していきました。
ネットワークスペシャリストドットコム
こちらのサイトでは午前問題の過去問と解説をまとめているサイトです。
このサイトで模擬試験を何度も繰り返していきました。
参考書でインプットして、模擬試験でアウトプットを行うという対策を繰り返していきました。
午後Ⅰと午後Ⅱ対策
午後問題はひたすら過去問を解いていくことでした。
過去4年分くらいの過去問を繰り返し解いていきました。
参考書をいくつか紹介します。
ネスペR3- 本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説
ネットワークスペシャリスト試験を詳細に解説している参考書になります。
試験に合格するために必要な知識や問題の読み方などを丁寧に記述されています。
こちらの参考書は各年度ごとに出版されているので、4年分の参考書を買って勉強することが理想かな...と今となっては思っています...(当時の自分は2年分しか持っていませんでしたが...)
情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト 2022年版
こちらの参考書は午後問題で出題された知識を中心にまとめられている参考書だと思います。
午後問を解いていると、自分が知識習得で使っていた参考書に載っていないものが多々出てくることを感じました。
こちらの参考書はそういった内容も全てまとめられているので、午後問で分からない内容が多い...と感じた方におすすめです。
また、こちらの参考書は14年分の過去問題と解説も見ることができるので、「過去問をたくさん解きたい!!」 といった方にもおすすめできると思います。
最後に
ネットワークスペシャリストは内容が広範囲で難しく、試験勉強も大変でした。
本試験も分からない問題が多く受かっているかどうか不安でしたが合格することができてほっとしています。
次は秋のデータベーススペシャリスト合格を目指して研鑽を積んでいきたいと思います。
以上となります。
ありがとうございました!!
参考文献