背景
先日vSphere環境のwindowsサーバの構築を初めて行いました。
自分で手順を作成し、自分で作業をしましたが、想定した通りにいかないことが多く、その場で臨機応変に対応しました。
その際に再鑑者にもご迷惑を掛けてしまいました。
手順は誰が実施しても同じ結果にならないといけないと思っているので、手順としてはダメだと思います。
上記を踏まえて備忘録と今後について書きました。
経験浅めの低レベルが書いた記事です。
陥った点とか共感していただけるかもしれませんし、そんなことねーよと思う人の方が多いかもしれません。
作業で実現したいこと
◆vSphere環境のwindowsサーバのOS更改
◆用意されたパラメータシート(CPU、メモリ、ディスク、IPアドレス、etc)にそって構築する。パラメータシートの範囲外は現行環境を確認して、それを踏襲する。
vSphereで下記を行う
①仮想マシン作成
②OS設定(ホスト名、IPアドレス、ドメイン参加、サービスの設定など)
③セキュリティソフト、バックアップソフトのインストール
起きたこと
1.パラメータシートの範囲外の設定がわからない
仮想マシンのHW設定で指定がない部分(ネットワークアダプタ、ディスクのプロビジョニング、既存のOUへの配置など)の現行の設定を確認しておらず、戻りの作業が発生。
2.コンソール画面での作業が長い
RDPログインを序盤で設定する手順にしていないので、PowerShellで確認した結果をローカルに持ち込めないし(テキストに書いておいて、のちにRDPで持ってきた)、あとなにかと作業がしずらい。
3.再起動作業が多い
OS設定の中で再起動が発生する変更作業(ホスト名の変更、WindowsUpdate,VMwareToolsの導入)のタイミングを考えておらず、再起動した回数が多くなった。
4.サーバ用の更新プログラムをインストールできない
ドメインに参加後にWindowsUpdateを実施したら、更新プログラムをダウンロードできない事象が起きました。(WSUSの設定でクライアント端末用の更新プログラムしか持ってこないことがわかった)
5.不要な待ち時間の発生
WindowsUpdateをOS設定の終盤に行うことにしていたのでWindowsUpdateをMicrosoftから持ってくる待ち時間が発生
原因
確認不足、調査不足!
今後の対策
1.しっかりと検証せよ
お客様と同じ環境を作って検証しましょう。頭の中で行うことと実際に試して確認することの大きな違いを実感しました。
2.何をどのように設定するのかしっかりと洗い出すこと
上記と被りますが、検証を行う中で指定された範囲外も設定しないといけない場面が出てくるかもしません。どのように設定するか事前に取り決めが必要です。
要はしっかりと検証しろということです。
3.甘えがあった
これが本当の根本的な原因かも
今回は内部レビューでOKをもらえました。自分の気持ちとしては”現場猫”そのものであって、手順書できた!軽く自分で確認したしヨシ!みたいな甘い考えでした。
手順書について
パラメータを参照して、手順に組み込むようにしよう
手順書内の「ここで192.168.100.100を入力」などの文章は数値をそのまま入力していたので下記のようにExcelに入れておいたら、別のサーバでも使いやすいと思いました。
="ここで"&TEXT(B15)&"を入力"
画像をもっと盛り込む
今回は自分で手順書を作成し、実行するので頭の中で何をするかを理解していました。
他の人が作業する場合だと困惑す場面が多いかもと思いました。あと、バージョンの齟齬があるとGUIとかも変わったりするのでそれも注意したいです。
オペレータ時代に運用SEが作った手順が想定どおりではない時に結構電話などで確認していたので、自分のためにも分かりやすい手順が必要だと思います。
最後に
初めて手順作成、内部レビュー、お客様にて手順確認、作業実施といった流れを踏んでサーバを構築しました。
自分で検証して確認することの重要性を改めて感じた次第です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。