485
449

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

VueCLIからVue.js入門①【VueCLIで出てくるファイルを概要図で理解】

Last updated at Posted at 2018-02-18

vue.001.jpeg

Vue.jsをVueCLIからSPA開発に入門してみます。VueCLIはVue.js開発できるようにいろいろ準備してくれるすげーやつ。

しかしいきなりVueCLIから入ると、訳が分からないファイルがいっぱい出てきて、理解するのに苦労します、てか苦労しました笑。

なので、僕がVueCLIを始めた時に知っておきたかったことを中心に、Vue.jsに入門していきます。Vue.jsの公式ドキュメントはCDN読み込みから入っているので、VueCLIから入門してVue.jsの威力を味わいっていきましょう。記事を三回に分けてVue.jsの基本からルーティングの実装まで行います。

今回はVueCLIを使って環境を整えます。

必要なインストール

node.jsをインストールしておいてください
インストールされているか下記で確認しましょう。

$ node -v
v9.5.0

$ npm -v
v5.6.0

1 Vueアプリケーションの雛形作成

Vue.jsの開発環境を整えるためにvue-cliを使います。まずはインストールしましょう

$ npm install -g vue-cli

これでVueアプリケーションの雛形が作成できます。早速下記を実行。test-vueの部分はプロジェクト名&ディレクトリ名になります。

$ vue init webpack test-vue

いろいろ聞かれますが、全部EnterでもOKです。実行が終わったら下記を実行し、雛形を確認してみましょう。

$ cd test-vue
$ npm run dev

localhost:8080にブラウザからアクセスしてみてください。Vueアプリケーションの土台ができています。

2 Vueアプリケーション雛形の中身確認

vue.007.jpeg

いろんなファイルが出来ててキョどります。でも大丈夫。基本的に我々が触るのは上の図で表したファイルだけです。難しい設定をしなければ、だいたいsrcディレクトリの中だけでいけてしまいます。早速各々のファイルが何をしているか見ていきましょう。

index.html

下の様な記載があります。

index.js
<body>
  <div id="app"></div>
  <!-- built files will be auto injected -->
</body>

ここにbuilt files will be auto injectedなる一文があります。webpackでビルドしたやつらが注入されるようです。もちろんmain.jsも読み込まれています。ではそのsrc/main.jsを見てみます。

main.js

main.js
import Vue from 'vue'
import App from './App'
import router from './router'

Vue.config.productionTip = false

/* eslint-disable no-new */
new Vue({
  el: '#app',
  router,
  components: { App },
  template: '<App/>'
})

ここでVueインスタンスが生成されています。ここを読むとindex.htmlのid="app"にAppという名前のコンポーネントをマウントしています。このAppというものはimport App from './App'の部分で定義されています。それでは読み込まれているApp.vueを見てみましょう。

App.vue

App.vue
<template>
  <div id="app">
    <img src="./assets/logo.png">
    <router-view/>
  </div>
</template>

<script>
export default {
  name: 'App'
}
</script>

<style>
#app {
  font-family: 'Avenir', Helvetica, Arial, sans-serif;
  -webkit-font-smoothing: antialiased;
  -moz-osx-font-smoothing: grayscale;
  text-align: center;
  color: #2c3e50;
  margin-top: 60px;
}
</style>

これが Vue単一コンポーネントファイルと呼ばれるものです。拡張子が.vueになっています。<template>にhtmlを、<script>にjavascriptを、<style>にcssをそれぞれ一つのファイルに書くようになっています。そして何やら見慣れないのは<router-view/>の部分です。ここでは、vue-routerライブラリによる表示が行われます。vue-routerライブラリは、パスに応じて表示するコンポーネントを切り替えています。ではvue-routerがどこで設定されているかというとsrc/router/index.jsです。

router/index.js

router/index.js
import Vue from 'vue'
import Router from 'vue-router'
import HelloWorld from '@/components/HelloWorld'

Vue.use(Router)

export default new Router({
  routes: [
    {
      path: '/',
      name: 'HelloWorld',
      component: HelloWorld
    }
  ]
})

ここでルーティングの設定をしています。pathで'/'にアクセスすると、先ほどの<router-view/>にHelloWorld.vueが表示されます。ではここでルーティングが設定されているHelloWorld.vueをみてみましょう。

HelloWorld.vue

HelloWorld.vue
<template>
  <div class="hello">
    <h1>{{ msg }}</h1>
    <h2>Essential Links</h2>
  </div>
</template>

<script>
export default {
  name: 'hello',
  data () {
    return {
      msg: 'Welcome to Your Vue.js App'
    }
  }
}
</script>

<style scoped>
h1, h2 {
  font-weight: normal;
}
ul {
  list-style-type: none;
  padding: 0;
}
li {
  display: inline-block;
  margin: 0 10px;
}
a {
  color: #42b983;
}

dataで持っているmsgの値を{{ msg }}で表示しています。また、Vue単一コンポーネントはコンポーネントスコープCSSという機能があり、<style scoped>の部分でスコープ宣言されてます。これによって、CSSが他のコンポーネントに影響を与えることなく分離し、CSSの管理がしやすくなります。

今回はここまで

以上でVueアプリケーションの雛形の簡単な確認は以上です。次回から実際にコードをいじっていきます。てか書いてて思ったんだけど、Qiitaがvueファイルのシンタックスハイライトをサポートしだしたっぽい。前からあった?

次回:VueCLIからVue.js入門 ②【トグル機能作成からVue.jsの基本的な機能を掴む】 - Qiita

485
449
6

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
485
449

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?