6月13日、六本木にて開催されたUiPath Agentic Automation Summit Tokyoに参加するため、福岡から飛んで行ってまいりました。
今誰もが注目しているUiPathエージェントの話題がたっぷりの、Agenticなイベントをレポートします!
UiPath Agentic Automation Summit Tokyo開催概要
- 日時: 2024年6月13日
- 場所: 六本木ミッドタウンホール
アジェンダ
- 【AM】認定資格 取得挑戦コーナー 国内初開設!
- 【PM】UiPath Agentic Automation Summit Tokyo
- エージェンティックオートメーションがもたらす未来の働き方 ~ 日本から世界へ ~
- AI時代の勝者を決める - UiPathが提唱する新・自動化戦略『Agentic Automation』の全貌
- 俊敏性と回復力のある企業のためのエージェンティックオートメーションの台頭
- エージェンティックオートメーション最新動向と実業務適用アプローチ
- パナソニックハウジングソリューションズがAIエージェントへ期待するコト
- ヒトとAI agentとRoboticsの協働
- Agentic Automation時代の業務改革:経営戦略としての経理業務改革
- パネルディスカッション - 金融の先進企業4社に学ぶ、AI活用と自動化のヒント
- SIerが描くAIエージェントが創る未来:戦略的アプローチと課題克服への道筋
- Agentic Testing:ソフトウェアテストの新時代を切り開く
- マクニカの変革・成長を支えるハイパーオートメーションプラットフォーム ~ テスト自動化による生産性向上 ~
- 【夜】UiPath Friends:Meetup & After Party
認定資格取得挑戦コーナーにて、2つの資格に合格しました!!
昨年から日本語版リリースされたUiPathの認定資格が、無料で受けられるブースが登場しました!
さらに、合格者には、Tシャツのプレゼントと合格者全員での記念撮影付き。
太っ腹!
ここで一つ、自慢させてください。
当日2つの資格を受験させていただき、合格いたしました🍻
- オートメーション デベロッパー アソシエイト
- 特化型AI アソシエイト
Tシャツもしっかり2枚(色違い)いただきました。
資格取得にあたっては、生成AIを使って楽に学習できた部分もあるので、後日体験記を書いてみようかと思います。
取得後にインタビューまでしていただき、UiPath認定資格のページにコメントを載せていただきました!
これだけでも福岡から(会社のお金で)来たかいがありました笑
なお、UiPathの認定資格は、試験範囲のテーマをUiPathアカデミーで学習できるようになっています。
普段開発で使っているものであっても、知らないものや便利な機能が多々見つかったので、学習してよかったです。
プロ開発者・市民開発者どちらにも、オススメできる資格です。
- プロ開発:正しい用語やベストプラクティスを理解できる
- 市民開発:独学で動くもの作れたけど、これでいいんだろうか?と不安な気持ちを解消できる
資格はまだまだあるので、勢いに乗って引き続き取得していきたいと思います🏄
UiPath Agentic Automation SummitはAIエージェントの話題でもちきり!
テーマの通り、AIエージェント機能の話題でもちきりでした。
UiPathが描く未来や、セキュリティなどの課題に対するお話が多く語られました。
また、すでにAIエージェントを用いた自動化に取り組まれている企業も複数あり、その事例も紹介されました。
Maestroを用いて、細かなタスクではなく、「業務プロセス全体」を自動化できる世界観になっていることを強く感じました。
RPAとAIエージェントの融合は、非常に強力な武器だと改めて感じます。
- RPAがルールベースで確実にプロセスを実行し、
- AIエージェントが試行して自律的に行動する。
- さらに、Document UnderstandingやCommunications Miningでドキュメントやメールといった扱いづらいデータを読み解く。
- それでもわからないことは、Action Centerで担当者へエスカレーションする。
・・・UiPathで自動化できないことってあるのでしょうか?
そう思わせるようなセッションでした。
しかしそれでも、
「ではなにを自動化する?」
「何から取り組むべき?」
と問われると、考えてしまう方が多いはずです。
これに明確な答えが出せるよう、発信や事例づくりを進めていきたいと思います。
その一助として、弊社のブログBUSINESS HACKにて、UiPathエージェントについて徹底解説する記事を投稿したので、ぜひぜひお読みいただき、Agentic Automationを体感してください!
【UiPathエージェントのすべて】作り方からユースケースまでを徹底解説
金融業界4社のパネルディスカッションで、自動化による削減時間に驚愕!
私たち社員間で盛り上がっていたのが、「パネルディスカッション - 金融の先進企業4社に学ぶ、AI活用と自動化のヒント」のセッションで聞いた金融業界の自動化時間です。
なんと年間XX万時間の業務削減・・・!
聞き間違えかと思いました。
何人分の業務になるのでしょう。
日本のRPAは金融業界から広まっていったと聞くので、今も昔も自動化の最先端を走っている業界なのだと、改めて感じました。
残念ながら自分自身、金融業界の自動化に携われたことがないので、今後ぜひ関われたらと思います。
UiPath Friends:Meetup & After Party
イベント後の夜は、UiPathユーザーコミュニティ「UiPath Friends」のミートアップです。
今回のサミットで注目していたテーマは何か、自社でどう活かせそうか、などなど、語り合いました。
実際どこまでできるのだろう? と、実際に使ってみたい声が多く聞こえたので、私も使い方を皆さんに伝える役割を担っていきたいと思います。
私たちと同じく、参加している方々もAgenticな自動化の世界にワクワクしているようでした。
いつものFriendsメンバーの中と楽しく情報交換ができたことはもちろん、私にとってとても貴重な出会いが2つありましたので、紹介したいと思います。
UiPath Community MVP・田辺三菱製薬グループの佐々木さん
田辺三菱製薬グループのCoEである佐々木さんと偶然お隣になり、社内で市民開発者を増やしていくためにどのように伝えているのかなど、貴重なお話を聞かせていただきました。
そのどれもが、クライアントとサービス提供者の立場ではなかなか感じることのできない、CoEの現場ならではのお話で非常に勉強になりました。
業務部門の方々にどのような言葉で伝えるべきなのか、今一度考えるきっかけをいただきました。
佐々木さんはITのバックグラウンドを持たない中、業務生産性向上を進める中でRPAと出会ったそうです。
現場で活躍していたからこそ、どう伝えるべきなのかを理解し、デジタル化を推進する”ストーリーテラー”として活躍されているのだと思います。
そんな佐々木さんのインタビュー記事がUiPath社のサイトにあがっていますので、ぜひご覧ください。
「UiPathと出会わなかったら今の自分はいない」
デジタル人材の育成に貢献、企業成長を促すロボットとAIの魅力
──UiPath Community MVP・佐々木 孝之氏に聞く
UiPathのJun Liさん
最新のツールについて、たびたび丁寧なハンズオン記事を見かけるJun Liさんと、初めてお会いしました。
他ではなかなか手に入らない詳しい解説記事で勉強させていただいている私にとって、神のような存在です。
直近ではDocument UnderstandingやAgent Builderの記事で、大いに勉強させていただいています。
私が特に気に入っている記事を紹介します。
なぜUiPath AI Agentこそが、エンタープライズ AI エージェントの「最適解」なのか
ハイパーエンジニアなJun Liさんは、とても腰の低い方でした。
他社のAIエージェントをいじっている私が感じた、UiPathエージェントとの違いの話に興味を持ってくださっていたので、自分なりの見解で議論しました。
(お酒の勢いで「UiPathエージェント最強です!」とべた褒めしていただけですが)
まとめ
今回のUiPath Agentic Automation Summit Tokyoは、世間的にもAIエージェントが非常に注目されているタイミングだったこともあり、これまで以上に熱がこもっていたように感じます。
情報を仕入れただけでなく、CoEやエンジニアといった各方面のプロフェッショナルとお会いできたことも、私にとってとても貴重な場になりました。
このご縁を大切にしつつ、Agentic Automationの実践的な活用を広める役割を担っていきたいと思います。