6
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

GPUで賃貸物件の家賃を可視化してみた

Last updated at Posted at 2018-04-25

完成したもの

とても高速なデータ分析プラットホームMapDを使用して日本全国における賃貸物件の家賃を地図ヒストグラムでビジュアライゼーションしました。

日本全国から皇居あたりへズームインしていくと家賃(m2単価)の分布が高い方へ移動していくのがわかります。
当たり前ですが皇居には賃貸物件がないので賃貸物件を地図にプロットするとに空白地帯となります。
japan3 (1).gif

m2単価とは

m2単価 = 家賃(円) / 面積(m2)

例えば、広さ20m2で家賃6万円なら、m2単価は3,000円です。

MapDとは

GPUを利用したデータ分析プラットフォームです。

参考:MapDの本気を見た

準備

AWS環境があればすぐに使うことができます!

参考:MapDをAWS上で試してみた

データのアップロード(テーブル作成)

それほど重くなければCSVファイル等はドラッグ&ドロップでアップロードできます。
load_data2.gif

AWSのS3からインポートもできます(テーブル作成が必要です)。
https://www.mapd.com/docs/latest/mapd-core-guide/tables/
https://www.mapd.com/docs/latest/mapd-core-guide/loading-data/

地図ビジュアライゼーション

まずは日本全国における賃貸物件の家賃をビジュアライゼーション

地図にポイントを表示する

Add chartをクリック
screenshot.191.jpg

SOURCESから可視化したいテーブルを選択して、MEASURESで緯度/経度に対応するカラムをセットする。
そして、POINTMAPをクリックすると…

screenshot.192.jpg

地図が表示できました!
ポイントの色は単位面積あたりのレコード数に対応しています。
screenshot.193.jpg

地図タイルを変える

黒っぽい地図タイル(背景)を選びます。
screenshot.194.jpg

見やすくなりました!
screenshot.195.jpg

ポイントの色をm2単価に対応させる

デフォルトではポイントの色は単位面積あたりのレコード数に対応していましたが、m2単価に対応させてみます。

m2単価が高いエリア(東京、名古屋、大阪あたり)が黄色になっていて、他は青になっている地図が想像できます。
SizeColorをm2単価にセットします。
ところが、予想に反して全体的に緑色になってしまいました。異常値が含まれていたためです。
screenshot.196.jpg

異常値除外

screenshot.199.jpg

screenshot.197.jpg

screenshot.198.jpg

異常値を除外してポイントの色をm2単価に対応できました!
screenshot.200.jpg

首都圏もバッチリです!
screenshot.201.jpg
Add Chart
Saveボタンを押して保存しましょう。

ヒストグラム

続いて、家賃の分布をヒストグラムで可視化します。
m2tanka.gif

完成!

大田区から足立区へ北に移動していくと...
japan5.gif

都心に近づくにつれて家賃が高くなっていき、都心から離れていくと家賃が安くなります。

地図のプロットとヒストグラムの表示がは連動しており、地図を動かすと地図内における賃貸物件のm2単価を集計して(クエリを実行して)ヒストグラムを表示します。
都度クエリを実行していますがMapDなら高速に処理できます!

6
9
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?