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MulesoftでAPI開発~最初のAPI開発~

Last updated at Posted at 2022-06-28

はじめに

会社の業務にてMulesoftのAnypointStudio、AnypointPlatformを利用した
API開発に携わることになったため、開発メモをここに残しておこうかと思います。

開発環境の構築

公式のページを見ながら

  • Java
  • Maven
  • AnypointStudio
    をインストールする。

現在の私のパソコン(Windows10 Pro)でのバージョンは、

  • Java 1.8.0
  • Maven 3.8.7
  • AnypointStudio 7.12.1
    となっています。

AnypointStudioで最初のプロジェクトを作る

今回作るもの

APIにリクエストを投げると

{
	"Hello":"World"
}

と返してくれるAPIをローカルで作成して動かします。

1. [File] -> [New] -> [Mule Project] から新規プロジェクトの作成

image.png

2. プロジェクト名を決める -> [Finish]

image.png

3. プロジェクトのテンプレートを見てみる

image.png

Package Explorer

image.png
自動生成されたファイルが並びます。
今日は「helloworld.xml」のみを使用します。

helloworld(xml) & Mule Palette

基本的にAPIの処理は

  • MulePalette にあるオブジェクトを xmlファイル にドラッグ&ドロップで配置
  • オブジェクトのコンフィグを設定

で構築していきます。
image.png

構築されたものをフローといいます。
image.png

4. APIの処理を構築していく

HTTPリスナーの配置

APIのトリガとなるHTTPリスナーをまずは配置していきます。
HTTPリスナーを配置すると、その名の通りHTTPリクエストを受け付けることができるようになります。
MulePaletteからListner(HTTP)を配置すると以下のような画面になると思います。
image.png

HTTPリスナーのコンフィグ設定

次にHTTPリスナーオブジェクトのプロパティを設定していきます。
[Basic Settings] の [Connector configuration]の横の[+]ボタンを押す。
image.png

以下の設定を行って [OK]を押す

  • Port:他のアプリケーションが使用していなければデフォルトの「8081」でOK(私の端末はマカフィーが「8081」を使っていたので「8084」に設定した)
  • Base path:特にこだわりが無ければそのままでOK

image.png

  • Path:今回は「/hello」と設定しました。
    image.png

TransformMessageオブジェクトの配置

APIが

{"Hello":"World"}

と返すようにTransformMessageオブジェクトというものを配置します。
TransformMessageはAPIのフロー内で処理される主となるメッセージ(ペイロード)を設定するオブジェクトで、
APIのレスポンス時にメッセージ(ペイロード)に設定されている内容が
最終的なレスポンスとして返されます。

image.png

TransformMessageオブジェクトのコンフィグ設定

TransformMessageにはDataweaveというMulesoft独自のスクリプト言語で処理を記述できます。
初期状態が

%dw 2.0
output application/java
---
{
}

となっているので

%dw 2.0
output application/json
---
{
	"Hello":"World"
}

にします。

image.png

これでAPIの構築は終了です。

5. APIをローカルで起動して動作確認する

[プロジェクトを右クリック] -> [Run As] -> [Mule Apprication]
image.png

[Console]のメッセージが止まるまで待ちます・・・
image.png

お好きなブラウザ等で以下にアクセスします。

localhost:{ポート番号}{ベースパス}{パス}

私の場合、

  • ポート番号:8084
  • ベースPath:未設定
  • パス:/hello
    なので
http://localhost:8084/hello

にアクセスします。
その結果、

image.png

とjson形式でのレスポンスを得られたかと思います。
これで今回の 「MulesoftでAPI開発~最初のAPI開発~」 は終了です。

間違っている箇所などあれば、どしどしご指摘ください。
また「こういう事知りたい」などあればわかる範囲で作成したいと思います。

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