本記事は Pleasanter(プリザンター) Advent Calendar 2022の7日目の記事です。
この記事を書いているのは、中の人です。
はじめに
2022年も、ユーザの皆様と共に成長するプロダクトとして、プリザンターは大きな成長・進化を遂げました。
もともと「Webデータベース」を謳っていたプリザンターですが、2020年から「ローコード開発プラットフォーム」へと変更しています。これは2019年末にサーバスクリプト機能が実装されたことを受けてのことでした。ローコード開発プラットフォームとして、2020年、2021年はサーバスクリプトのエンハンスが集中的に行われ、標準機能では対応できない要件を僅かなコードで実現できる高い拡張性を手に入れました。
一方、今年2022年は、ノーコードで実現できることが格段に広がる新機能が数多く追加されています。「コードを書けば実現できた」ことが「コードを書かなくても実現できる」ようになったと言うとわかりやすいでしょうか。
今回の記事では「ノーコード・ローコード開発ツール」としてパワーアップしたプリザンターに今年追加された新機能のうち代表的なものをご紹介いたします。
「プロセス」と「状況による制御」
今年は何と言ってもプリザンター1.3のリリースが一番大きなニュースになるかと思います。
1.3といえばターゲットフレームワークが.NET6に変更されたというのも大きいのですが、それより何より、大変要望の多かった稟議申請などのワークフロー管理を実現する待望の「プロセス」機能の実装でしょう。
今年の3月1日にリリースされた1.3の目玉の新機能として実装された「プロセス」機能は、その後も度重なる機能拡張が繰り返され、スクリプトを使わずともノーコードで柔軟なワークフローの管理を実現できるようになりました。
テーブルの管理:プロセス
https://pleasanter.org/manual/process
さらに、6月にリリースされた1.3.12において実装された「状況による制御」機能は、名前の通りではありますが、今まではスクリプトを書かなければ実現できなかった、状況項目の値によって特定の項目を非表示にしたり読み取り専用にしたりという項目の制御がノーコードで実現できるようになりました。
テーブルの管理:状況による制御
https://pleasanter.org/manual/status-control
今年追加された中でも特にインパクトのあったこの2つの機能「状況による制御」と「プロセス」を組み合わせることによって、更に細やかで柔軟なワークフローの管理が可能となり、ノーコードの業務アプリ開発ツールとして、プリザンターはかなり広い範囲の要件に対応できるツールになったのではないかと思います。
以下のFAQでは、この2つの機能を使ったワークフローの設定例を紹介しています。こちらのワークフローは、デモ環境で実際に操作できますのでよろしければ是非お試し下さい。
FAQ:稟議申請などのワークフロー(承認プロセス)をプロセス機能で実現する
https://pleasanter.org/manual/faq-process-workflow
60日間試せるデモ環境(デモ環境を見る欄にメールアドレスをご登録ください)
https://demo.pleasanter.org/
「プロセス」機能は、ワークフロー管理を行うための機能かのように書いていますが、実は「任意の処理を実行できるボタンを作成する」という機能でもありますので、アイディア次第では幅広く様々な用途でお使い頂ける機能となっています。是非、便利な使い方を考えてみて下さい。可能性は無限大です。
参考:いいねボタン in プリザンター - Qiita
https://qiita.com/implune/items/891e497b064953857d9c
おわりに
今年追加された2大新機能ともいえる「プロセス」と「状況による制御」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。繰り返しになりますが、この2つの機能は非常にパワフルで可能性を秘めた機能だと思いますので、是非ご活用頂ければ嬉しいです。こんな使い方してるよ、という皆様のお話も是非お聞きしたいところです。
それでは、今回の記事はここまで。最後までお読み頂きありがとうございます。それではまた次の記事でお会いしましょう。