はじめに

プログラミング学習で、WBS（Work Breakdown Structure：作業分解構成図）を作成して設計に取り組むことを学びました。
いただいたテンプレートを利用して作成したのですが、ちょっとが使いづらいな…と思い、設定や項目を少し変更しました。

その際に、これは良いなと感じたカスタマイズについてご紹介します。

ガントチャートとは

そもそもガントチャートとは、作業工程の管理がしやすくなるように、進捗状況を確認しながらタスク管理を行うために使われます。

エクセルや専用のアプリなど、さまざまなツールがあるようですが、私はGoogleのスプレッドシートを利用しています。
学習の際には「projectsheet planning 」という拡張機能を利用したのですが、いまいち使い方も理解しきれておらず、どうも私は苦手だったのでこちらの説明は省きます。
もし気になる方がいたら調べてみてください。

ややこしい拡張機能などを使わなくても、もともとGoogleの方でテンプレートが用意されているので、そちらをカスタマイズして使うのがおすすめです。

実際に行ったカスタマイズ方法

こちらがわたしの利用しているガントチャートの初期の状態です。

テンプレートによって初期の表示は変わりますが、だいたい「タスク内容」「開始日」「終了日」「進捗」などが並んだ横に日付が伸びている表示になります。

そしてこちらがカスタマイズ後です。

作業進捗状況のプルダウンを作成し、色を付けることで本日の作業内容や修正必要箇所などが、ぱっと見で分かるように調整しました。

また、私の場合、上から順番にタスクが並んでいるわけではなく、本日の作業を見失いがちだったので、本日の日付を青色、ステータスが「取り組み中」になったら「タスクの説明」の項目も色が変わるように設定しています。

それではこちらの設定内容についてご説明します。

1. プルダウンを作成

必要な列を追加して、スプレッドシートのメニューバーから「挿入」→「プルダウン」を選択します。
すると、このような画面が表示されます。

まずは「範囲に適用」の部分で先ほど追加した列を指定。
「オプション」の部分には必要な項目を記入してそれぞれ分かりやすい色を設定しましょう。
私の場合は「取り組み中」「完了」などを入れています。

2. 条件付き書式でルールを設定

次に、「ステータス」が「完了」だったら色を変える…というルールを作ります。
メニューバーの「表示形式」→「条件付き書式」を選択。

こんな画面が表示されるので、先ほどと同じように、色を変えたいタスク説明の部分を「範囲に適用」の欄で指定。
「書式ルール」を「カスタム数式」にして、画像のように、「=$プルダウンの列="完了"」という条件式を入力します。
「書式設定のスタイル」で色を変えるのですが、プルダウンで指定した色と同じ色を使うのがポイントです。
色の設定画面では、スポイトでスプレッドシート内の色を吸って指定することもできます。

1個目の設定が完了したら、下の「+ 条件を追加」をクリックすれば今作ったデータを複製して条件を作成することが出来るのでここから2個目以降を作成していくのがおすすめです。