IPythonからいつの間にか名前を変えていたJupyterですが、名前を変更した理由が「Python以外にも対応してきたし、IPythonって名前はおかしいんじゃね!?」ということらしい。
その恩恵にあやかって、Jupyter上でRを使って開発できるように環境を作る。
作業環境
- MacOS X Yosemite
- Jupyter 1.0.0 (Python 3.4.4 :: Anaconda 2.4.1)
- R 3.2.2
Jupyterはpyenvから入れたAnacondaに入っていたもので、RはHomeBrewを使って入れました。
以上の状態でRを立ち上げてコンソールに入り、以下のようにコマンドを実行。
追記 2017/07/10 13:46
コメントでインストールコマンドが古くなっていると頂いたので、新しいものに修正
> install.packages(c('repr', 'IRdisplay', 'evaluate', 'crayon', 'pbdZMQ', 'devtools', 'uuid', 'digest'))
> devtools::install_github('IRkernel/IRkernel')
> IRkernel::installspec()
追記ここまで
> install.packages(c('repr', 'IRkernel', 'IRdisplay'), repos = c('http://irkernel.github.io/', getOption('repos')))
> IRkernel::installspec()
Jupyter上でRを動作させるためのカーネルを入れて設定するよ!という手順。
後は、
$ jupyter notebook
からJupyterを起動して、右上の新規ファイルメニューに「R」が追加されているのが確認できたら完了です。
※ ちょっと補足
もう一つの方法として「PythonにRをパッケージとして突っ込んで動作させる(要Anaconda)」という手順もあります。
$ conda install -c r r-essentials
これでも確かにできるのですが、Rへの追加パッケージインストールがうまくできないので僕はやめました。
コンソールでRを起動してもパッケージとしてインストールしたRが起動せず、コンソール上からもパッケージを追加できない状態になりました。(もしかしたら、すでにMacにRをインストールしていたのが原因か?)