0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

はじめに

私の研究テーマは 画像処理 です。
画像処理の世界についてつらつらと書き連ねていきます。
ここでは上辺のお話が多めですので、具体的な実装のお話はそれぞれのリンク先をご参照ください。

画像処理

画像処理とは、読んで字のごとく画像をいじるという作業です。画像処理にもいろいろとありますが、代表的なものとして 分類変形 が挙げられるかと思います。

分類

分類とは、機械学習の一つの目標であるといえます。画像処理における分類は、画像に何が写っているか を検出することを目標にしています。

apple_image.png

例えば、こんな画像をコンピュータに渡して、リンゴ と答えさせるようなことをします。

教師あり学習

画像の 分類 タスクには、教師あり学習 の方法がよく用いられます。
教師あり学習とは、学習用データとして大量の入出力ペアのデータを用意し、入力と出力の傾向をコンピュータに覚えさせるという方法です。学習用データの出力部分をとくに、教師 とよびます。
学習の際によく用いられるのが、ニューラルネットワーク線形モデル です。

ニューラルネットワーク

多層パーセプトロン.png

ニューラルネットワークの形はこのようなものです。(実際はもっと矢印と丸が多い)
一番左が入力層、一番右が出力層とよばれます。真ん中の層は隠れ層とよばれます。
ここでは、入力が3次元データ、出力が2次元データとなっています。
次元とは、データの何種類あるかというイメージで問題ないと思います。

入力の3次元データ(チョコの量、チョコの甘さ、色)に対して、2次元の出力(きのこ or たけのこ)を求めるようなものです。

詳しくはここにまとめています。

変形

大雑把にいうと画像をいじる、ということです。画像の欠損した部分を修正したり、ノイズを除去することが目標です。

apple_logo.png

見ての通り、リンゴに欠けている部分がありますね。
これを

apple_logo_fixed.png

こうするのが 変形 です。

※変形という言い方は正確でないかもしれませんが、このような作業をコンピュータにさせると想像していただければありがたいです。

教師なし学習

画像の 変形 タスクには、教師なし学習 の方法が用いられます。

教師あり学習の方法は、学習用データして入力と出力( 教師 )のペアデータを用いて学習します。
対して教師なし学習は、学習用データとして入力データのみで学習を行います。

私の研究は主にこの分野です。

オートエンコーダ

オートエンコーダとは、ニューラルネットワークをつかってデータの特徴を抽出する方法です。

オートエンコーダは、エンコーダデコーダ からなります。

エンコーダ とは、データの特徴を抽出して次元を削減します。特徴の抽出という意味では、分類の処理と似ています。( 例:画像⇒何が写っているか )

デコーダ とは、抽出されたデータの特徴をもとに、データを復元します。( 例:何が写っているか⇒画像 )

このような処理を行うことで、ノイズ除去などの画像修復ができます。

研究内容

ここからは少しだけ研究内容のお話をします。

現在はノイズ除去を発展させるために、ボルツマンマシン の研究を行っています。
やっていることとしては、機械学習 + 統計学 のようなものです。

ボルツマンマシンといってもそれほど内容は変わりません。
ニューラルネットワークは、 入力⇒出力 のように一方通行でしたが、ボルツマンマシンはそのような向きがなくなります。その程度の違いです。

このような形で数式を羅列していますが、実装には至っていません。
当面の目標はボルツマンマシンの実装です。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?