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Jamf Proで拠点ごとにプリンター設定ポリシーを配布してみた

Last updated at Posted at 2025-06-06

Jamfで拠点ごとにプリンター設定ポリシーを配布してみた

🦆 はじめに

こんにちは!情シスでデバイスの管理をしているぴぺと申します🦆
今回は、Jamfを使って拠点ごとに異なるプリンター設定を自動で配布する方法について書いていきます!

拠点ごとに違うプリンターを使っていると、「ユーザーが自分で設定する」のってなかなか難しいですし、情シス側のサポートも大変ですよね。
そこで、Jamfのネットワークセグメント機能とポリシー機能を組み合わせて、自動配布できる仕組みを作ってみました。


💡 背景と課題

  • 各拠点で異なるプリンター(IPアドレスベース)を使っている
  • ユーザーが自分で設定するのは手間&ミスが多い
  • 情シスメンバーはリモートワークしているので、できれば現地に行かずに遠隔で対応したい
  • Self Serviceからワンクリックでプリンタをインストールできるようにしたい
  • 所属していない拠点のプリンタ設定は表示されないようにしたい

⚙️ 実施したこと

1. ネットワークセグメントを拠点ごとに設定

例:

  • Office A:192.168.0.1〜254
  • Office B:192.168.1.1〜254

※ Jamf Proの「ネットワーク」 > 「ネットワークセグメント」から追加します


2. プリンターをJamfに登録 & ポリシー作成準備

まず最初に、Jamfの管理画面でプリンターを登録しておく必要があります🖨️
以下の手順で、プリンター情報を事前に入力しておきましょう。

手順:

  1. 設定 > コンピュータ管理 > プリンタ に移動
  2. 「+ 新規」ボタンをクリック
  3. 以下を入力:
    • 表示名(Display Name):例)OfficeA_VendorName_model
    • URI:例)ipp://192.168.0.1
    • PPDファイルへのパス:/Library/Printers/PPDs/Contents/Resources/ファイル名.ppd
    • 事前にメーカーの公式ページからPPDファイルを入手しておきましょう。

これで登録が完了したら、ポリシーを作成します!

🛠 メーカーによってはインストール用スクリプトを作成する必要がありますが、
今回は割愛します。
この記事では、ポリシー作成の流れをざっくりご紹介します。

  • 「ポリシー」>「新規」で新規ポリシーを作成
  • 「プリンタ」を選んで、先ほど登録したプリンターを選択
  • 「Self Service でポリシーを使用可能にする」にチェックを入れておく

3. スコープでネットワークセグメントを指定

  • 「Scope」>「制限」
  • それぞれの拠点に対応するセグメントを選択

これで、「該当拠点のネットワークにいるときだけプリンターポリシーが配布される」ようになります!
別拠点のネットワークに接続している場合はポリシーが表示されないので、ユーザーが迷わず自分の拠点用プリンタだけ選べるようになります。


🧠 運用してみてわかったこと

  • セグメントの設定ミスで配布されないことがある → IPレンジをしっかり確認🦆
  • 一部プリンターメーカーはPPDやドライバ準備が手間 → 事前に準備しておくと◎

✅ まとめ

Jamfのネットワークセグメント+ポリシー機能を活用することで、

  • 拠点ごとのプリンター自動配布が可能
  • ユーザー側での手間やミスが激減🙆
  • 情シス側も “リモート対応だけで完結” できる!

地味だけど便利な設定なので、ぜひ活用してみてください🐤


🐤 最後に

「うちではこうやってるよ〜」「もっと効率いい方法あるよ!」というフィードバック大歓迎です🦆
コメントもらえると、とっても励みになります!

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