20
13

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

仮想通貨botterAdvent Calendar 2022

Day 13

オレオレbotアーキテクチャ

Last updated at Posted at 2022-12-12

botterアドカレの記事です。

みんなbotの設計どうやってるんだろー、なんかbotのアーキテクチャの記事って少ないよなー、と思ったのでまずは自分が書いて公開することにしました。

私が見たことある設計周りの記事は、hohetoさんの記事と、同じアドカレ内のとっとり(砂丘)さんの記事があります。ご参考までに。

設計はいくらがんばっても収益には直接結びつかないですが、きちんとした設計は迅速なbot開発や安定稼働などにつながり、収益機会を逃すことが減るはず。

オレオレbot設計の概念図

私のbot設計を書きます。おそらく一般的な設計だと思います。
このbot設計は、基本は1分足以上のロジックを想定していますが、板を見て発注するような高頻度ロジックの稼働実績もあります(1ヶ月で3000円ぐらいの雑魚高頻度botでしたが、、、)。

■実稼働クラス設計
スクリーンショット 2022-12-11 11.21.00.png
■バックテストクラス設計
スクリーンショット 2022-12-11 11.24.54.png

  • 実稼働はbot稼働プロセスとdata fetchプロセスの2プロセスで動く。
  • exchangeクラスとapiクラスで取引所ごとの差異を吸収したり、エラーハンドリングしたりする。
  • botのロジック記述は実稼働とバックテストで共通。また、どの取引所なのか、どのペアなのか、実稼働orバックテストをほぼ意識しない。

主なクラス

  • bot
  • exchange
  • backtest_exchange
  • data_getter
  • data_fetcher
  • rest_api
  • realtime_api
  • parameters

bot

botのロジックを記述するクラス。取引所ごとの差異やエラーハンドリング、バックテストかどうかを意識しなくても良い。

exchange

botのロジックからの発注処理(create_limit_order,cancel_order,...)やデータ取得処理(get_ticker,get_book,get_ohlcv,...)を処理する。取引所ごとの細かい仕様の違いを処理し、botクラスでロジックに集中できるようにする。
細かい違い例:
・最小ロットの差
・pipsの差
・ほとんどの取引所でリニアBTCUSDペアで1枚=1BTCなのに、phemexは1枚=0.001BTCなど
・APIで証拠金取得した時、未確定損益が含まれている値かどうかの違い

backtest_exchange

バックテストのためのexchangeクラス。シミュレーションでexchangeクラスのように振る舞う。

rest_api, realtime_api

取引所のAPIに接続するクラス。取引所ごとにこれを継承したクラスを作り、クラス内で取引所ごとの差異を吸収する。エラーハンドリング、遅延発生時の再接続をこのクラス内で完結。

data_getter, data_fetcher

処理については略。
データベースはsqlite。ちゃんとしたデータベースにするかどうか検討中。
データベースにはローソク足や約定情報のほか、手数料やpipsなどを保存。現状、データ量が増える&過去データ取れないので板情報はない。

parameters

上の概念図には書きませんでしたが、parametersクラスで全クラスのパラメータを管理しています。
たとえば、

.py
params.backtest=True

とすれば各クラスはbacktestモードで動くようになります。

.py
params.pairs=[["binance","btcusdt"]]

とすれば各クラスはbinanceのBTCUSDTを参照するように動きます。

おわり

みなさんもbot設計公開しましょう!

20
13
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
20
13

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?