Readerユーザーとは
QuickSightのユーザーの種類で閲覧用のユーザーです。ダッシュボードの閲覧ができますが、それだけでなく、データのドリルダウン, フィルタ設定の変更と適用, CSVでデータのダウンロードなどの操作ができます。QuickSightの管理や分析の作成は管理者でなければできません。
QuickSightでReaderユーザーを作成
ユーザー定義JSONファイルを作り、そのファイルを指定してregisterUserのAPIを使いユーザーを作成します
ユーザー定義JSON作成
register-prod-reader1.jsonというファイルを作成します。これはQuickSightユーザーの種類, メールアドレス, ユーザー名などを定義しています。
※メールアドレスは任意のものに置き換えます。
{
"IdentityType": "QUICKSIGHT",
"Email": "prod-reader1@test.com",
"UserRole": "READER",
"AwsAccountId": "<your aws account>",
"Namespace":"default",
"UserName": "prod-reader1"
}
Readerユーザー作成
次のコマンドを実行し、Readerユーザーを作成します。
$ aws quicksight register-user --cli-input-json file://register-prod-reader1.json
以下のような出力があれば成功です。
各ユーザーのUserInvitationUrl値を書き留めます。この後のユーザー登録のために使います。
{
{
"Status": 201,
"RequestId": "57431e4f-1c23-4026-9fe5-e3609388d007",
"User": {
"UserName": "prod-reader1",
"PrincipalId": "user/d-906706bd27/b003efc4-ff2e-4c47-97a7-255a1f16fb13",
"Role": "READER",
"Active": false,
"Email": "prod-reader1@test.com",
"Arn": "arn:aws:quicksight:us-east-1:<your aws account>:user/default/prod-reader1"
},
"UserInvitationUrl": "https://signin.aws.amazon.com/inviteuser?token=11yC6lblMtp17A5Izt3XQA0VeHGgtvu1mvaFnEZvwsuPFi-k1rWf5g9dqzZu0W0Ugx6nmuXaIk4SQub0gB09XO8RuGPn-MomVJtYOngNU54VMJiO5C4sOxo-RaTlj5R3w63BnWB0z_WV6b--A849K1irTm1GgBms5wm8_ZwjXUHLg1fqbakuU_Z71CYwx8ZfYTwzfywqJ9gkD6pw"
}
}
Readerユーザーの登録完了処理
先程書き留めたprod-reader1のUserInvitationUrlの値(URL)をブラウザで開きます。表示される画面でパスワードを設定しサインインします。このURLは、ユーザーの登録の完了とパスワード設定を提供します(※UserInvitationUrlはIAMユーザーでもActive DirectoryユーザーでもないQuickSightユーザーを作成した場合に提供され、そのユーザーはサインインしてパスワードを入力するまで非アクティブになっています) 。
Readerグループ作成
Readerグループを作成します。
$ aws quicksight create-group --aws-account-id <your aws account> --namespace 'default' --group-name 'dashboard-readers'
ReaderグループにReaderユーザーを割り当てます。
$ aws quicksight create-group-membership --aws-account-id <your aws account> --namespace 'default' --group-name 'dashboard-readers' --member-name 'prod-reader1'