目次
1. はじめに
2. インターン前にしたこと
3. 12日間でしたこと
4. インターンを通して学んだこと
5. まとめ
1. はじめに
2023年8月に株式会社Speeeの12daysインターンに行った記録を綴ったものです。
想定読者: 夏休みにどこの企業のインターンに参加するか迷っている人・Speeeのインターンでどういうことをするのか調べている人
2. インターン前にしたこと
インターン参加が決定してからインターンが始まるまでの間に3回ほど人事の方と面談の機会がありました。
面談では、インターンをより良いものにするためということで、人事の方の質問に答える形で、主に
- どういうエンジニアになりたいか(目指すエンジニア像)
- インターンの目標
を言語化していきました。
3. 12日間でしたこと
日程 | 内容 |
---|---|
1~3日目 | 開発計画(3日目に計画発表) |
4~11日目 | 開発(8日目に中間発表) |
12日目 | 最終発表 |
ちなみに今年は「中長期的な視点で事業を考える」ということが全体の大きな目標となっていて、12daysが終わった後も継続的に事業を発展させていけるような設計や取り組みを意識しました。
開発計画フェーズ(1~3日目)
まず、1日目の開会式で、今回のインターンでどういうものを作っていくのか、というミッション伝達を受けました。
ミッション伝達を終えるとすぐさまチームごとのワークに移りました。ワークではミッションの把握・技術選定・ER図の作成・Issue分解を行いました。
また、今回のインターンでは開発フェーズを3つのスプリントに分割し、各スプリントごとのゴールを決めるワークをしました。
開発フェーズ(4~11日目)
1~3日目に立てた計画をもとに開発を行っていきます。(ちなみに私のチームは1~3日目に十分な計画を立てることができず、5日目の午前中まで計画フェーズをすることになりました。)
開発工程全体を3つのスプリントに分割し、各スプリントの最後にはGKPTを用いて振り返りを行いました。この振り返りを通して、メンターの方の意見も聞きながらより良い開発形体へと変えていくことができました。
途中の中間発表では、現時点での進捗報告と、今後の見通しについて事業責任者の方に説明をしました。
最終発表(12日目)
最終発表では、成果物のデモと12days後どういった開発を行っていくのかという今後の見通しについて発表を行いました。
4. インターンを通して学んだこと
このインターンを通して、特に以下の2点について大きく学べたと感じました。
4-1. チームで取り組む重要性
私はチームの中で他のチームメンバーよりも技術的に経験値が高い自覚があったため、始めの頃は自分が主導して技術選定などの意思決定を進めていました。その中で、経験が浅いメンバーへの配慮が足りず、他のメンバーが置いてけぼりになるということがありました。
そのせいで、メンバーから同じ質問を複数回受けたり、同じ内容の話が繰り返されたりということが起き、時間のロスに繋がりました。
実際、この問題はメンターの方や運営の方の間でも話になっていたのか、3日目あたりに複数の方からご指摘を受けました。指摘された内容は複数あったのですが、その一つに「チームとして、今後12daysが終わった後も一緒に開発を続けていくつもりで、チームとしての成長を考えて行動しよう」という話がありました。
思い返せば、12daysが終わったらこのチームは終わり!って感覚で進めてしまっていました。
メンターや運営の方からの指摘を受け、主に次の2点に意識をして自分の行動を変える努力をしました。
- 他のメンバーの意見にも耳を傾ける
- 意思決定の根拠を他のメンバーにも分かるように説明する
これらを意識した結果、メンターや人事の人に「大きく成長した」と言ってもらえるくらいには良い変化を遂げることができました。
このインターンを通して、他の人と協調して仕事を進めていくという観点で大きく成長できたと実感しています。
4-2. 不確実性を潰すことの重要性
今回インターンの中で、「事業に責任を持ったエンジニアになろう」っということが繰り返し言われてきました。
そして、事業に責任を持ったエンジニアになるために、具体的には次の3点が特に重要だという話がありました。
- プロダクトのリリースを間に合わせる
- SEO対策の要件を守る
- 未来の不確実性を潰す
リリースを間に合わせるとかSEO対策の要件を守るとかは、自分の中でも当たり前という認識があったのですが、不確実性については新しい観点として学びを得ました。
「不確実性を潰す」とは具体的には以下のようなことを指します。
- 初めて触る技術、上手くいくかわからないことは設計・計画段階で一旦軽く試してみる
- 事業において難所となりそうな点に対する打ち手を盛り込んだ設計をする
これらは次の2点でとても重要だと学びました。
- 手戻りを防ぐ
- 事業の実現可能性を根拠を持って説明できるようにする
手戻りを防ぐ
実際私自身、個人開発で今まで使ったことがないライブラリを使うときに「実はこれは無理だった!」みたいなことに後から気づいてコードを大幅に書き直すという経験が何度かありました。(←おいおい)
このような無駄をなくすためにも、実装に移る前に技術などについての調査を行うことは重要です。
事業の実現可能性を根拠を持って説明できるようにする
不確実性が残っていると、本当に実現可能なのかという不透明さや見積もりの甘さに繋がります。
例えば、初めて使う技術の工数見積もりを3日で見積もったけど実際には1日で終わった、とか、逆に3日で見積もったけど5日かかってしまった、みたいなことがありえます。
そのような甘い見積もりだと、エンジニアとして「このプロジェクトはリリースに間に合います!」と自信を持って言うことはできなくなり、それでは事業に責任を持ったエンジニアとは言えないということになります。
このインターンを通して、言われたものをただ作るのではなく、自分で主体性を持って考えながらプロダクトを作っていくエンジニアへと成長できました。
5. まとめ
今回のインターンでは、メンターの方との面談を通して自分の苦手な部分の克服や、エンジニアとして今まで持っていなかった観点について学ぶことができました。
Speeeのカルチャーはインターン参加決定前の面談でもたくさん聞くことができるので、興味を持った方はぜひ応募してみてください!