目次
手順1 windowsのバックアップ
手順2 Live USBの作成
手順3 Ubuntuをインストール
手順4 必要なパッケージのインストール
手順5 メインPCとSSH接続
手順6 公開鍵認証の設定
はじめに
先日ミニPCを新たに購入したので、Ubuntu22.04 serverをインストールしてメインPCからSSH接続できるようにした記録を残します。
今回買ったミニPCにはデフォルトでWindows11が入っていたので、手順1でデータを回復ドライブに移します。OSが入っていない状態から始める場合は「手順1」は飛ばして問題ありません。
手順1 windowsのバックアップ
ミニPCにはデフォルトでwindowsが入っていたのですが、今回はミニPCのストレージに直接Ubuntuをインストールするためwindowsが完全に削除されます。
特に使う予定はないのですが、念の為気持ち程度に回復ドライブを作成しておきます。
※この方法でwindowシステムが復旧できるとは保証できないので行う場合は自己責任でお願いします。あくまで「わんちゃんこれで復旧できるんじゃね」くらいのモチベです。(自分でプロダクトキー買うと高いからね)
回復ドライブの作り方は調べればすぐに出てくるのでここでは省略します。このサイト↓が参考になりました。
手順2 Live USBの作成
こちらのサイトからUbuntu22.04 serverをダウンロードします
ダウンロードが完了したら、isoファイルをUSBに書き込んでLive USBを作成します。
今回はbalenaEtcherを使用しました。
手順3 Ubuntuをインストール
作成したUSBをミニPCに挿して起動します。Ubuntuのインストーラーが起動しない場合はBIOSで起動順序を変更してUSBを一番上に持っていく必要があります。
うまく行くとUbuntuのインストーラーが起動するので画面の指示に従って設定をしていきます。
手順4 必要なパッケージのインストール
sudo apt update
sudo apt upgrade
で最新の状態にします。
SSH接続をするためにopenssh-server
をインストールします。
sudo apt install openssh-server
手順5 メインPCとSSH接続
ミニPCをメインPCと同じWiFiに接続して、プライベートIPアドレスをメモします。
次にメインPCで次のコマンドを実行します。
ssh {作成したユーザー名}@{メモしたIPアドレス}
パスワードの入力を求められるので入力するとログインができます。
手順6 公開鍵認証の設定
-
メインPCで公開鍵と秘密鍵のペアを作成します。作成した公開鍵はコピーしておきましょう。
ssh-keygen -f {作成する鍵のファイル名}
cat {作成した鍵のファイル名}.pub
-
サーバー側に作成した鍵を登録します。
vi ~/.ssh/authorized_keys
コピーした公開鍵をペーストして:wq
で保存します。 -
メインPCのSSHの設定ファイルにミニPCの情報を記述します。
メインPCで~/.ssh/config
に以下の記述を追加します。
ミニPCの名前は自分の好きな名前を設定してください。
Host {ミニPCの名前}
HostName {ミニPCのIPアドレス}
User {作成したユーザー名}
IdentityFile {作成した鍵のファイル名}
これでメインPCでssh {ミニPCの名前}
でミニPCにログインできるようになります。
おわりに
今回はミニPCをセットアップしてメインPCからSSH接続ができるようにしました。次回はセキュリティ関連の施策を施した上でサーバーを公開していきたいと思います。