2018年7月以降申請される全てのiOSアプリでは、下記要件が求められている。
- iPhone Xのディスプレイサポート
- iOS11 SDKでビルド
iPhone Xのディスプレイサポートとは
- 上下の黒帯がないこと(と考えられている)
Xcode8以下でビルドすると、iPhoneXでは上下に黒帯ができてしまう。 - SafeAreaにアプリが表示されていること
SafeAreaとは画面の上部・下部を除いた領域
iPhone X登場以前の実装では、SafeAreaの外にアプリの要素がはみ出す挙動になりうる。
cf. https://techmo-monkey.com/app-develop-iphonex-safearea/
iOS11 SDKでビルドするということ
- Xcode9以降でないとiOS11 SDKが利用できないため、Xcodeは9に上げる必要がある。
- Xcode9はDeployment Targetの指定が8以降となるためiOS6/7のビルドはできなくなる。
※Xcode本体とサポートするSDKとかは別々に管理できればいいのに、と思っているがそうはいかないみたい。新しいOSバージョンに対応するためには、Xcode本体のバージョンアップが必要な設計思想。