マシンをネットワークに接続する際、あまり理解せずに行っていた「デフォルトゲートウェイ」の設定。どういった役割を担っているのか、なぜ必要なのかを調べ直してみました。
デフォルトゲートウェイについて理解していたこと
- 異なるネットワーク間の出入口だということ(=ルーター)。
- ネットワークにマシンを接続する際には、デフォルトゲートウェイを指定しないと異なるネットワークへのデータ転送が行えないということ。
以上
デフォルトゲートウェイの設定はなぜ必要か
- そもそも異なるマシンへデータ転送を(ブロードキャストではなくマシンを指定して)行う際には、相手先のMACアドレスを知る必要がある。
- MACアドレスを知るには、ARP(アープ)というプロトコルを利用する。
- ARPはブロードキャスト方式のプロトコル
- しかしルーターはブロードキャストを他ネットワークへ送り出さない(送り出したら衝突が頻発してしまう)。
- そこで、ルーターにARPをプロキシで実行させる。
- 各マシンは、ARPのプロキシを行ってもらうマシンをデフォルトゲートウェイに指定する。
Tips
- デフォルトゲートウェイ(ルーター)のIPアドレスは第4オクテットを1とすることが多い。これはTCP/IPの仕様では無いようだが、事実上のスタンダートとなっている(と思われる)。