負荷分散とは?
サーバーを複数台並列に配置し、リクエストを振り分けて平行で実行させることで、各サーバーの負荷を軽減する方法のこと。
負荷分散はロードバランサーが行う。(中にはapacheなどのソフトウエェアにもロードバランサーの機能を持つものがある)
負荷分散のメリット
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サーバーごとの処理量が減るため、各サーバーの性能が低くてもシステム全体では多くのアクセスを処理できるようになる。
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複数のサーバーで同じ処理を実行するため、いくつかのサーバーが故障しても1つでもその役割を担うサーバーが残っていればサービスが継続できる。
以下にて負荷分散の方法について解説する。
ラウンドロビン方式
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各サーバーに順番にリクエストを割り振る方式のこと。
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各リクエストの処理負荷が同等で、各サーバーの性能が同一であれば、負荷は均等になる。
動的分散方式
- サーバーの負荷を監視し、負荷が少ないサーバーに優先してリクエストを振り分ける方式のこと。
パーシステンス
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同一クライアントからのアクセスを判別し、常に同じサーバーへ転送する機能のこと。
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同じクライアントからのリクエストが1つのサーバーに集中するので、セッション管理がやりやすくなる。