サーバーリプレースの観点では、たとえ性能に不満がなくても、保守廃止日を迎えるサーバーはリプレースしなければならない。その際に押さえておくべきポイントが、EOLとEOSの2つある。
EOLとは?
End of Lifeの略で、
保守廃止日
のこと。保守サービスにおけるEOLは、その日以降の修理ができないことを意味する。
EOLはサーバーメーカーが決定しており、有償の保守サポートサービスを契約している間は、メーカーが発表するEOL情報を入手できるように普段からアンテナを広げておく必要がある。
EOSとは?
End of Salesの略で、
販売終了日
のこと。指定日以降の製品の出荷・販売といった営業活動を終了することを意味する。(つまり販売が終了するので、それ以降は同じ製品が手に入らなくなる。)
EOS後の製品は徐々に流通在庫が少なくなっていくので、サーバー保守を契約していない場合、部品調達に影響が出てしまい、最悪の場合部品が枯渇して修理ができない状況に陥ることもある。
EOLによってはっきりと「サーバーが使える期間」が可視化された契約をしておくことが望ましい。