【SQL】PIVOT句の基本的な使い方

PIVOT句

テーブルの中にあるレコード(行)をカラム(列)に変換

基本的な構文

 1  SELECT
 2    グループ化対象列の値1,
 3    グループ化対象列の値2,
 4    ・・・
 5  FROM テーブル名
 6  PIVOT (
 7    集計関数(集計対象列)
 8    FOR グループ化対象列
 9    IN (グループ化対象列の値1, グループ化対象列の値2, ・・・)
10  ) AS 別名

PIVOT句を使ってみよう

1 テーブルの作成

CREATE TABLE grades
(
    name       varchar(20)
    ,subject   varchar(20)
    ,score     int
);

2 テストデータの準備

INSERT INTO grades VALUES ('生徒A', '国語',  60 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒A', '理科',  70 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒A', '数学',  55 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒A', '社会',  90 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒B', '数学',  80 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒B', '国語',  80 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒B', '理科',  90 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒B', '社会',  50 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒C', '国語',  65 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒C', '数学',  70 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒C', '理科',  75 ) ;
INSERT INTO grades VALUES ('生徒C', '社会',  80 ) ;

3 pivotで生徒毎にに各教科の点数を集計

SELECT   
	a.name as 生徒
	,a.英語
	,a.国語
	,a.数学
	,a.理科
	,a.社会
FROM  
    grades 
PIVOT  
(  
    sum(score)  
FOR   
    subject
    IN ( 英語,国語,数学,理科,社会)
) AS a  
order by name

4 実行結果

生徒	国語	理科	数学	社会
生徒A	60	70	55	90
生徒B	80	90	80	50
生徒C	65	75	70	80

まとめ

注意点としてはPIVOTに指定する集計カラム（今回の場合は「score）は集約することが必要です。
※SUM関数を外すとエラーになります。