この記事はQiita Engineer Festa 2023 参加記事です。
記事の背景
2022年から、SREなどをテーマに開発組織を支援する横串組織を立ち上げました。
SRE文脈で出てくる言葉って、よく混乱しますよね?絶対、混乱しますよね?分からなくなっても分かったふりして会話したりしちゃいますよね?
それをわかりやすくまとめておこうと思いました。
この記事で書くこと
SRE文脈で出てくる言葉を、ChatGPTさんに聞いてまとめてみます。
「わかりやすくまとめる」という目的のために、「小学生でも分かる表現で説明」するように聞いてみます。
この記事で書かないこと
「ChatCPTさんが正しい回答をしているか?」は書きません。
それは、コチラの本を参考になさってください。
SRE文脈で出てくる言葉をChatGPTに解説してもらった
SLA(サービスレベルアグリーメント)
■質問
SLA(サービスレベルアグリーメント)について、小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
SLA(サービスレベルアグリーメント)は、サービス提供者と利用者の間で合意される重要な契約です。これは、サービス提供者がどのような品質やサービスレベルを提供するかを明確に定義し、利用者がそれに満足できるようにするためのものです。
イメージしてみてください。あなたが友達と遊ぶ約束をしているとしましょう。その約束には、友達が何時に来るか、どのくらいの時間一緒に遊ぶかなど、具体的なルールが含まれています。これがSLAのようなものです。
SLAは、例えばインターネットサービスプロバイダーやクラウドサービスプロバイダーなど、さまざまな会社や組織が利用者に対して提供するサービスに関連しています。SLAでは、サービスの可用性(いつ利用できるか)、応答時間(問い合わせへの返答時間)、問題解決の速さなど、さまざまな項目が定義されます。
小学生にとっては、SLAは「お店やサービスがどれくらい良いサービスを提供してくれるか」を表すものと考えることができます。例えば、アイスクリーム屋さんが「アイスクリームを注文してから5分以内に提供する」というルールを決めている場合、それがSLAとなります。
SLAは、利用者にとっては大切なものです。なぜなら、SLAが守られない場合、利用者は不満を感じるかもしれません。例えば、注文したアイスクリームが30分以上待たされたり、問題が発生した場合に迅速に対応してもらえなかったりすると、利用者は不満を持つでしょう。
つまり、SLAはサービス提供者と利用者の間で約束を守るための重要な契約であり、利用者がサービスを快適に利用するために必要なものと言えます。
SLO(サービスレベル目標)
■質問
SLO(サービスレベル目標)について、小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
SLO(サービスレベル目標)は、サービス提供者が自分たちのサービスの品質や性能について設定する目標です。これは、サービス提供者が利用者に対してどのようなレベルのサービスを提供することを目指しているかを示すものです。
例えば、あなたが自転車で学校に行くとします。そのとき、自転車での移動時間を短くするために自分自身に目標を立てることがあります。例えば、「自転車で学校に通う時には毎日10分以内で到着する」という目標を設定することができます。これがSLOのようなものです。
SLOは、サービス提供者が自分たちのサービスについて定める目標であり、利用者に対して約束するものです。これは、サービス提供者が自分たちのサービスをどのようなレベルで提供することを目指しているかを示しています。具体的なSLOの例としては、インターネットサービスプロバイダーが「インターネットの速度を毎秒100メガビット以上に保つ」という目標を設定している場合があります。
小学生にとっては、SLOは「サービス提供者がどれくらいの品質のサービスを提供することを目指しているか」を表すものと考えることができます。例えば、レストランが「お客さんが注文してから15分以内に料理を提供する」という目標を設定している場合、それがSLOとなります。
SLOは、サービス提供者が自分たちのサービスの品質を向上させるために設定する目標であり、利用者がサービスを満足して利用できるようにするためのものです。もしもSLOが達成されない場合、利用者はサービスの品質に不満を感じるかもしれません。
つまり、SLOはサービス提供者が目指す目標であり、利用者が快適にサービスを利用するための基準となるものと言えます。
SLI(サービスレベル指標)
■質問
SLI(サービスレベル指標)について、小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
SLI(サービスレベル指標)は、サービスの品質や性能を測るための指標です。これは、サービス提供者が自分たちのサービスの状態やパフォーマンスを評価するために使用するものです。
イメージしてみてください。あなたが学校でテストを受けるとします。そのとき、あなたの成績を測るために点数が使われます。その点数は、あなたのテストの結果を表すものです。これがSLIのようなものです。
SLIは、具体的な数値や指標を使ってサービスの品質や性能を測るために使われます。例えば、インターネットサービスプロバイダーが「インターネットの平均速度は毎秒50メガビット」というSLIを持っている場合、それはサービスの速度を数値で示すものです。
小学生にとっては、SLIは「サービスの良さや性能を数値で表すもの」と考えることができます。例えば、お店が「お客さんが注文してから料理を提供するまでの平均時間は10分」というSLIを持っている場合、それはサービスのスピードを数値で示すものです。
SLIは、サービス提供者が自分たちのサービスの状態やパフォーマンスを評価するために使われます。これによって、サービス提供者は自分たちのサービスがどれくらい優れているかを把握し、改善点を見つけることができます。
つまり、SLIはサービスの品質や性能を数値で表すための指標であり、サービス提供者が自分たちのサービスを向上させるための情報を得るために使用するものです。
トイル
■質問
トイルについて、小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
トイル(Toile)は、フランス語で「模様のある布」を意味します。トイルは、主に家庭のインテリアデザインや衣料品に使用される特別な柄の布地のことを指します。
イメージしてみてください。あなたがおばあちゃんの家に遊びに行ったとします。おばあちゃんのリビングルームには、壁にかけられた特別な柄の布があります。それがトイルです。トイルの布は、花や動物、風景など、様々な絵柄が描かれていることがあります。
トイルは、布の素材に絵柄が印刷されているため、とても特別で個性的な雰囲気を持っています。家具の張り地やカーテン、テーブルクロス、クッションカバーなど、さまざまな場所で使用されています。また、トイルの柄は、しばしば昔の風景や歴史的なイベントを描いていることがあり、そのデザインが特に人気です。
小学生にとっては、トイルは「特別な柄の布」と考えることができます。例えば、おしゃれなカフェに行ったとき、壁にトイルが使われているかもしれません。その布には、可愛い動物や美しい花が描かれていることがあります。それを見ることで、より素敵な雰囲気を感じることができます。
トイルは、インテリアデザインや衣料品において、個性的な要素や特別な雰囲気を追加するために使用される布地です。その美しい柄やデザインは、部屋や洋服に魅力的なアクセントを与えることができます。
つまり、トイルは特別な柄の布であり、家や衣服などのデザインに個性や美しさを加えるために使用されるものと言えます。
えっ・・・
トイル(リベンジ)
■質問
SRE(サイト信頼性エンジニアリング)の中で表現される「トイルの削減(Toil Reduction)」について、小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
SRE(サイト信頼性エンジニアリング)の「トイルの削減」とは、小学生にも分かりやすく説明すると、日常の手間のかかる作業を少なくすることを意味します。
イメージしてみてください。友達と一緒にピクニックに行くことになりました。ピクニックには食べ物やお皿、お箸など、たくさんのものを持っていかなければなりません。しかし、持っていくものが多すぎると大変ですよね?それに加えて、友達と遊んで楽しむ時間も減ってしまいます。
SREの考え方では、ピクニックに持っていくものを最小限にすることで、手間を減らし、楽しい時間を増やすことを目指します。必要なものだけを選んで持っていき、不要なものや重たいものは減らすことで、ピクニックをスムーズに楽しむことができます。
同様に、SREでは、システムやサービスの運用においても、手間のかかる作業を削減することが重要です。例えば、システムの監視や手動での問題解決に時間がかかる場合、それらの手間を減らすための自動化や改善を行います。そうすることで、エンジニアたちはより多くの時間を問題解決や新しい機能の開発に費やすことができます。
小学生にとっては、「トイルの削減」は「手間を減らして、大切なことに集中すること」と考えることができます。例えば、宿題をするときに、教科書やノートを何度も開いて調べるのではなく、必要な情報をまとめてメモしておくことで、宿題の進め方がスムーズになります。
つまり、「トイルの削減」とは、SREの中で手間のかかる作業を少なくすることで、効率を上げる取り組みのことです。大切なことに集中するために、必要なものだけを持ち、作業をスムーズに進めるようにします。
オブザーバビリティ
■質問
オブザーバビリティについて、小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
オブザーバビリティは、システムやサービスを見て、何が起こっているかを理解することです。
例えば、あなたがお風呂に入っているとき、お湯の温度や水の勢い、湯船の水位などをチェックすることで、お風呂の状態を把握できます。これによって、お湯が冷たくなったり、湯船が溢れそうになったりする前に対処することができます。
システムやサービスにおいても、オブザーバビリティを持つことは重要です。それは、システムの中で何が起こっているかを観察し、問題や異常を早く見つけるためです。例えば、ウェブサイトが遅くなったり、エラーが発生したりした場合、オブザーバビリティを持つことで、その原因を特定し、速やかに修正することができます。
小学生にとっては、オブザーバビリティは「周りの状態を観察すること」と考えることができます。例えば、友達がふざけている様子を見て、それが問題を引き起こしていると気づいたら、すぐに先生に報告することができます。
つまり、オブザーバビリティとは、システムやサービスの状態や動作を見て理解し、問題や異常を早く発見するための能力です。大切なことは、常に周りの状態に注意を払い、問題が起きたらすぐに対処することです。
ログ・メトリクス・トレース
■質問
ログ・メトリクス・トレースについて、それぞれの内容と違いを小学生でも分かる表現で説明してください。
■回答
ログ(Log)は、出来事や行動を記録するための情報です。例えば、あなたがおもちゃのレースカーで遊んでいて、カーレースの結果や途中で起こった出来事をノートに書き留めることを想像してみてください。そのノートがログに相当します。ログは、システムやアプリケーションが何をしたかや何が起こったかを詳しく記録します。
メトリクス(Metrics)は、数値やデータで表される情報です。例えば、スポーツの成績表や体重計がメトリクスの例です。システムにおいても、時間のかかり具合や利用者の数などのデータを数値化して測ることができます。メトリクスは、システムの状態や性能を測るために使用されます。
トレース(Trace)は、行動や動きの詳細な追跡です。例えば、あなたが迷路を歩いているとき、自分の足跡を辿ることでどの道を通ったかを確認できますよね。トレースも同じようなもので、システム内での動作や処理の流れを詳しく追いかけることができます。トレースは、システムの動作を理解したり、問題の原因を特定するために役立ちます。
つまり、ログは出来事や行動の詳細な記録、メトリクスは数値やデータで状態や性能を測るもの、トレースは行動や動きの詳細な追跡です。これらの情報はシステムの監視やトラブルシューティングに役立ちます。例えば、あなたがレースカーの遊びで起こった面白い出来事をノートに書くように、システムのログには起こった出来事が記録されます。メトリクスは、レースカーの速さや周回数などの数値を測ることができます。トレースは、レースカーがどのルートを通っているのかを詳しく追いかけることができます。
さいごに
■質問
開発組織にSREという考え方を浸透していくためにやるべきことを小学生にも分かる表現で説明してください。
■回答
開発組織にSREを浸透させるためには、次のようなことが大切です。
1.チームで協力する:みんなで力を合わせて仕事を進めることが大切です。一人ひとりが役割を理解し、協力して問題を解決しましょう。
2.問題を予測する:将来起こりうる問題を予測し、それに備えることが重要です。例えば、おもちゃのレースカーのタイヤが壊れそうなら、予め新しいタイヤを用意しておくといいですね。
3.システムをモニタリングする:システムやアプリケーションの状態を常に監視しましょう。これはおもちゃのレースカーの速さや動きを見ているのと同じです。問題が起きたらすぐに気づくことができます。
4.問題を解決する:問題が発生したら、早く解決策を見つけることが大切です。おもちゃのレースカーが動かなくなったら、なぜ動かなくなったかを考えて直しましょう。
5.プロセスを改善する:仕事のやり方やルールを常に見直し、改善していくことが大切です。おもちゃのレースカーでスピードを上げるために、カーデザインやコースのレイアウトを変えることもありますよね。
これらのことを実践することで、SREの考え方を浸透させることができます。大切なのは、仲間と協力して問題解決に取り組むことと、常に改善を心がけることです。