この記事はQiita Engineer Festa 2023 参加記事です。
この記事で書くこと
周囲と協調して、より良い仕事をするためにどんなことを考えて仕事をしているかについて、私個人の考え方をできるだけ簡単な言葉で書こうと思います。
この記事で書かないこと
学術的な根拠などはありません。
この考え方を強制するものでも、他の考え方を否定するものではありません。
【はじめに】こんな風に思ったことはありませんか?
- 上司・部下・他部署の人は何も理解してくれない!!
- こんな当たり前のことも分からないの?
- あ〜、あの時本当に失敗した〜。いつまで経っても後悔してる・・・。
- 自分はなんてダメな存在なんだ・・・。
それ、期待値調整で解決できます!(たぶん)
CASE1:上司・部下・他部署の人は何も理解してくれない!!
この場合、期待値は下記になっていると思います。
(自分が相手に対して感じている)相手だったらこう理解してくれるはず! > (実際の相手から見た)理解の状況
自分自身から見て相手に対する期待値が上回っている状況です。
「理解してくれるはず!」「理解するべきだ!」と思っていても何も事態は好転しません。
相手と対話することによって期待値をすり合わせていきましょう。
CASE2:こんな当たり前のことも分からないの?
この場合、期待値は下記になっていると思います。
(自分が思っている)当たり前のレベル > (周囲が思っている)当たり前のレベル
自分自身の考える当たり前のレベルが周囲のそれを上回っている状況です。
「こんな当たり前のこともできないなんて!」「こいつは何も分かってない!」と蔑んでも何も事態は好転しません。
周囲と当たり前のレベルを定義することによって期待値をすり合わせていきましょう。
CASE3:あ〜、あの時本当に失敗した〜。いつまで経っても後悔してる・・・。
この場合、期待値は下記になっていると思います。
(過去の自分ができたであろうと考える)結果 > (過去の自分が実際にできた)結果
自分自身の考える「できたであろう結果」が実際の結果を上回っている状況です。
「自分はもっとできたはず!」「本当はもっと成果が出せたはず!」と自責思考で考えられるのは素晴らしいですが、過度な自責思考は自分を苦しめ続けます。
過去の結果は事実として受け止めて、その期待値のギャップを元に内省し、今後に向けた教科書にしていきましょう。
CASE4:自分はなんてダメな存在なんだ・・・。
この場合、期待値は下記になっていると思います。
(自分が思う)自分の能力 > (実際の自分が持っている)能力
自分が自分に期待している能力や期待が実際の能力を上回っている状況です。
「自分はもっとできる!」と上昇志向を持つのは素晴らしいですが、過度にストレッチした「こうあるべきの自分」は自分を苦しめ続けます。
過度に自分へのプレッシャーはかけずに、ちょっとストレッチした期待値を持っていると気持ちよく成長していくことができると思います。
まとめ
自分と周囲、自分と自分、それぞれの期待値を見つめてすり合わせて行くことができると人生は好転する気がします。
先日、チーム内の話で紹介した本があり、その本を改めて読み直す中で考え方をまとめてみようかな〜と思いました。
■この考えに至った本のご紹介
うまくいっている人の考え方 完全版
他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論