MacでのRuby環境構築についてまとめます。
また、開発を行う上で、複数のバージョンを管理したい時があると思うので、Rubyのバージョンを簡単に切り替えてくれるツールであるrbenvについても記載しています。
ちなみにMacでは元からRubyが入っています。
Rubyインストール手順
- 1, Homebrewをインストールする
- 2, Homebrewを用いてrbenvをインストールする
- 3, rbenvを用いてRubyをインストールする
1,Homebrewをインストールする
下記コマンドをターミナルで実行
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
インストールされているかの確認
brew -v
下記のように出ていれば問題ないです。バージョンの部分はインストールした際のバージョンで異なります
Homebrew 4.0.0
2, Homebrewを用いてrbenvをインストールする
下記コマンドをターミナルで実行
brew install rbenv ruby-build
インストールされているかの確認
rbenv -v
下記のように出ていれば問題ないです。バージョンの部分はインストールした際のバージョンで異なります
rbenv 1.2.0
rbenvの設定
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
3, rbenvを用いてRubyをインストールする
インストール可能なRubyのバージョン一覧の表示
rbenv install -l
下記のようにインストール可能なバージョン一覧が表示されるかと思います。
2.7.7
3.0.5
3.1.3
3.2.1
jruby-9.4.1.0
mruby-3.1.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-22.3.1
truffleruby+graalvm-22.3.1
指定したRubyのバージョンをインストール
rbenv install 3.2.0
全てのシェルでこのバージョンを使用するため、global設定を行います
rbenv global 3.2.0
インストールされているかの確認
ruby -v
下記のように出ていれば問題ないです。
ruby 3.2.0
【補足】下記のようなエラーが出た場合
warning: It seems your ruby installation is missing psych (for YAML output).
To eliminate this warning, please install libyaml and reinstall your ruby.
libyamlをインストールした後に、Ruby3.2.0をインストール
brew install libyaml
rbenv install 3.2.0