はじめに
AWSを使う上で気をつけたいのが課金要素。
AWSサービスの課金の条件は各サービスによって異なりますが、だいたいは不要なサーバーやストレージは停止か削除しておこうという認識で使っていればある程度課金は最小限にできます。
しかし、中には作った時点で課金されるものがあります。
今回は作成時点で課金されてしまうサービスをまとめました。
サービス一覧
- Elastic Load Balancing(ELB)
- Elastic IP(EIP)
- NATゲートウェイ
- VPCエンドポイント
- AWS ElastiCache
- Amazon Elastic Block Store (EBS)
- Amazon Relational Database Service (RDS)
- Amazon DynamoDB
Elastic Load Balancing(ELB)
よくあるのがEC2は停止または削除したけど、ELBはそのままにしていて課金されるパターン。
不要になったELBはできるだけ削除しましょう。
Elastic IP(EIP)
EC2に紐づけているEIPは課金されませんが、紐づけされていないものは課金されてしまいます。
こちらもよくあるのが、EC2だけ削除して、EIPは削除し忘れるというもの。
NATゲートウェイ
課金で意識しがちなのはサーバーやストレージリソースですが、ネットワークリソースも気をつけましょう。
特にインターネット接続でNATゲートウェイはよく使われるので注意です。
VPCエンドポイント
プライベートネットワークを使っている環境でAWSのサービス間接続を実現するVPCエンドポイント。
こちらは接続するサービスごとにエンドポイントを作成するので、複数作ることがよくあります。
チリツモで値段はあがってしまうので、こちらも注意です。
ストレージ系
次のサービスはすべてストレージ系なので、当たり前ですが作成時点で容量を確保するので課金されてしまいます。
ストレージ系は利用時間に応じてどれくらい課金されるのか把握した上で使いましょう。
- AWS ElastiCache
- Amazon Elastic Block Store (EBS)
- Amazon Relational Database Service (RDS)
- Amazon DynamoDB
まとめ
AWSサービスはIoTや機械学習系などいろんなサービスがあるので、他にも作成時点で課金されるサービスはあるかと思いますが、今回はアプリケーション開発でよく使うサービスで取り上げました。
事前に課金されるサービスを知っておくのは重要ですが、すべての課金条件を理解するのは難しいので、CloudWatchによる課金アラームの設定も合わせて設定しておく上で、ある程度対策できるので、最初はアラーム設定を少ない額でもあがるように設定しておくのがおすすめです。