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【AWS】WordPressでSite Guardの設定が効かない対処法

Last updated at Posted at 2022-03-01

経緯

AWSのEC2で構築したWordPressでログインページをデフォルトから変更するためにSite Guard WP Pluginを導入しました。
画面上では有効になるものの、実際にアクセスしてみると以下のような挙動になりました。

  • wp-adminにアクセスするとwp-login.phpにリダイレクトされる
  • ログインページ変更後のURLでアクセスしようとすると404エラーが返ってくる

ネットで検索すると似たような事象は出てくるものの、解決に繋がりませんでしたが、何とか自己解決したので、同じような状況の人は同じ対処法を試してみてください。

原因

wp-adminにアクセスするとwp-login.phpにリダイレクトされる

SiteGuardの「管理ページアクセス制御」を有効にしないとリダイレクトされるようです。
image.png

ログインページ変更後のURLでアクセスしようとすると404エラーが返ってくる

SiteGuardの設定を利用するには、mod_rewriteがロードされている必要があるようです。
つまり、.htaccessファイルの設定が有効になっていないと機能しない様子。
実際にSiteGuardの設定を行うと、.htaccessに設定が書き込まれていました。

今回EC2のAMIはBitnamiを使用しましたが、Bitnamiはデフォルトだとこの.htaccessは有効になっていないようです。
そのため、.htaccessが有効になる設定を行う必要があります。

image.png

対処法

.htaccessを有効にするには、httpd.confファイルでWordPressのディレクトリに対して、AllowOverride Allの設定をする必要があります。

ただし、Bitnamiのバージョンによって、このhttpd.confファイルの場所が違うようで苦労しました。
今回私が利用したのは「バージョン 5.9.1-9-r01 on Debian 10」です。(2022-03-01時点でAWSのマーケットプレイスに出てきます)

上記のバージョンだと設定するhttpd.confファイルの場所は下記となります。
(2つありますが、片方だけだと設定反映されなかったため、私は両方設定変更しました。)

  • /opt/bitnami/apache2/conf/vhosts/wordpress-https-vhost.conf
  • /opt/bitnami/apache2/conf/vhosts/wordpress-vhost.conf

具体的な手順は次の通りです。

  1. TeraTerm等でEC2にSSH接続します。
  2. 下記コマンドAllowOverride Noneをコメントアウトして、AllowOverride Allを追記する。
    # sudo vi /opt/bitnami/apache2/conf/vhosts/wordpress-https-vhost.conf
      <Directory "/opt/bitnami/wordpress">
        Options -Indexes +FollowSymLinks -MultiViews
        # AllowOverride None
        AllowOverride All
    
  3. wordpress-vhost.confに対しても同じ設定を行う。
  4. 下記コマンドでapacheを再起動する。
    # sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh  restart apache
    Restarted apache
    

apache再起動後、変更後のURLでログインページが表示されるか確認してください。
ちなみに、もしもの時のためにログイン済みのブラウザは残しておき、別のブラウザで試すというやり方をしたほうがいいと思います。もし上手くいかなかった場合に、ログイン済みの画面から設定を元に戻せるので。

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