【GitLab CI】Gitへの接続失敗でジョブが失敗するときの対処法

前提

私が確認した環境は次の通りです。

GitLabサーバ: WSL2上のdockerでローカルに構築
GitLab RunnerをインストールしたホストOS: Windows 10, Windows 11
利用したExecutor: docker

ジョブが失敗した時のメッセージ

失敗した時のジョブの詳細は[CI/CD] > [ジョブ]から確認することができます。
次のようなエラーメッセージが出ていました。

fatal: unable to access 'http://localhost/*********/test.git/': Failed to connect to localhost port 80 after 0 ms: Connection refused
ERROR: Job failed: exit code 1

対処法

Runnerの設定ファイル「config.toml」の[[runners]]の設定のurl及びclone_urlの値をlocalhostからプライベートIPアドレスに変更する。（プライベートIPアドレスはご自分の環境に合わせて設定してください。）

config.toml

concurrent = 1
check_interval = 0

[session_server]
  session_timeout = 1800

[[runners]]
  name = "docker"
  url = "http://192.168.*.*/"
  clone_url = "http://192.168.*.*/"

私はWSL2のローカル上でGitLabサーバーを立てているので、元々は、http://localhost/で登録していました。
しかし、Executorのdockerコンテナ内からだと、GitLabサーバーに対して、localhostのURLではアクセスできないようで、ホストOSのプライベートIPアドレスを明示的に指定する必要がありました。