はじめに
AZ104を取得したので、その体験記を書いていきます。
私は昨年の3月に転職してアプリ開発からクラウド開発へ仕事が変わりました。
クラウドへの知見はとても薄い中での挑戦でしたので、同じ境遇の皆さんに少しでも参考になればと思います。
受験前のレベル
- AZ-900取得済み(2024年3月)
- Azure経験:2か月
- オンプレミス設計(NW・MW・OS):3年
- Webアプリ設計でクラウドを設計:2年(GCPのFunctionsを少し触る程度)
こんな感じで、Azureは最近業務で触り始めたけど全く・・・といった感じでした。
5月段階では、正直PEって何?LBに種類なんてあるの?ってレベルです。
勉強期間
約6週間 総時間は40時間ほど(1日1時間未満の学習ペースでした)
勉強方法
AZ-900を取得していたので、幸いサービスの名前を知っているレベルでした。
後は、「問題集解く⇒誤ったところをDocs眺める⇒もう一度解く」の繰り返しです。
- 問題集
Udemy 問題集
こちらのUdemyの問題集を試験問題③まで解きました。
最初に解いたときは40%ぐらいでしたが、7回ぐらい周回して95%以上のスコアになるまで繰り返しています。
- 参考資料
MS公式Docs
基本的にはUdemyの問題集に開設も詳しく乗っており一本で十分ですが、もっと細かいところまで知りたくなったらDocsを活用して確認をしていました。Docsは少し癖があって未だに読むのに苦戦しています。
試験前の準備
正直、あまり何もしてません。下記を読んだくらいです。
MS公式学習ガイド
試験が終わってから知りましたが、MS公式の試験を体験できる環境があるみたいです。私は後述しますが、AZ-900と試験形式の違いにびっくりしたので、やっておいた方がいいかと思います。
MS公式試験サンドボックス
感想
難易度
問われている知識レベルは、Udemyの問題集と同じ傾向なのでしっかり問題集で対策をしておけば難しくはないです。ただ、「紛らわしい設問」や「多彩な出題形式」に悩まされたのでその点を以下にピックアップしておきます。
紛らわしい設問
そんなオペレーションするの!?という操作を問われたものが難問かありました。例としては、以下のような感じです。
1. 仮想マシンのバックアップとったよ
2. 仮想マシンの設定いろいろと変更したよ(変更内容が一覧で記載)
3. 1のバックアップに戻したよ
問:2の状態にもう一度したいけど何の設定を変更すればいい?
日本語を理解するのに5分はかかりました・・・まぁ、そんな問題は少ないので気にせず進めましょう!
多彩な出題形式
慣れてなかったので、すごく焦りました。
詳しくは話せませんが、学習の際は以下意識するようにしてみてください。
- 問題集で出てきた問題について、Azure Portal上での具体的な操作をやってみる
- Import/ExportやVPN接続など構築の順番(流れ)が重要なものは背景を理解して覚える
- 前述している「MS公式試験サンドボックス」を利用して慣れておく
他のクラウドベンダー資格との比較
別のクラウド資格からAZへ挑戦する方も多いと思いますので、過去に受験した同じレベルのクラウドベンダー資格との比較を載せておきます。
AWS認定資格
過去に取得した資格
- AWS SAA(2022年)
- AWS SOA(2022年)
求められるレベル的には同じAdministrator向けの資格なのもあり、SOAと類似していたと思います。難易度としては、問題の多彩さや試験範囲の広さからもAZ-104の方が少し難しくかんじました。試験範囲としては、AZ-104ではMigrationも少し問われるので、ちょうど「(SAA+SOA)×0.75」といった感じでしょうか。
GCP認定資格
過去に取得した資格
- GCP ACE(2022年)
- GCR PCA(2023年)
ACEやPCAはかなりワンパターンかつ問題集も多く対策がしやすかったですが、AZ-104はGCP認定資格よりも出題形式が多彩で、Udemy問題集通りの問題も体感的に少なかったです。GCP認定資格よりもしっかりと中身を理解して試験に臨んだ方がいいかもしれません。