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【社会人受験者向け】応用情報技術者試験、勉強方法を振り返る

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10/10にR2年の応用情報技術者試験が終わりました。
私も受験してきましたが反省点も多く、出題傾向を簡単に分析しつつ振り返っていく記事です。この記事は主に、「応用情報とりたいけど勉強時間がそんなに取れない・・・」そんな社会人受験者の皆さんに実際の受験者から反省点を共有する記事です。
※本内容についてはあくまで個人の感想です。

-目次-
1.午前問題を集中的に練習しろ!!
2.過去問の計算問題は確実に抑える!!
3.広く勉強しすぎるな!!

午前問題を集中的に練習しろ

「午後問題は難しい」と解説するサイトは多く、事実難しいです。しかし、今回受験した感想として「午後問題は慣れる程度の勉強でよい」と感じました。理由として2つあります。

【理由1】午前問題の綿密な対策が午後問題の対策にも繋がる!
 午後問題は午前問題の応用です。時間に余裕があるならともかく、「仕事しながら勉強なんて時間が足りないTT」なんて社会人の受験者は多いかと思います。ひたすら午前問題の練習をすることが午後問題の対策につながる部分が多いと思います。

【理由2】午後問題の対策は慣れることが何より大事、知識は午前問題で!
 午後問題は選択式で、どの問題を解くかという戦術も重要です。参考書を通して知識を入れ込むことよりも、基礎をしっかり押さえた上で、あらかじめ2年分程度の過去問を通して問題に慣れておくことが重要でしょう。

例えば、午後問題のネットワーク分野であれば、知識としてはOSI参照モデル、WAFやLSI等の基本的なセキュリティ知識を押さえておくことが重要です。しかし、そういった知識は午前問題を練習していれば意識せずとも覚えることになるでしょう。

過去問の計算問題は確実に抑える

正直、計算問題はすべてサービス問題です。最低限、過去問にでてくる計算問題は確実に解けるようにしておきましょう。午後問題に出てくることも多いです。

下記パターンは少なくとも確実に抑えておきましょう。
・MTTR/MTBRの計算問題 → R2年秋 問56、H31春 問13
・A/D変換器の計算問題 → R3年春 問3、R2年秋 問24、R1秋 問20、H31春 問22
・処理性能の計算問題 → R3年春 問9、R2年秋 問12、H31 問15
・CPU使用率、処理能力問題 → R2年秋 問15、R1秋 問15
・ターンアラウンドタイムの計算問題 → R3年春 問16、R2年秋 問32、H31春 問14
・データ送信量の計算問題 → R2秋 問25、R1秋 問31、H31春 問10
・M/M/1の待ち行列モデルの計算問題 → R1 問3

上記を見るだけでも、H31春~R3秋までの2年間で同じような問題が何度も出ていることがわかります。これらの問題は、本番では確実に落とせない問題になるでしょう。

広く勉強しすぎるな

 いざ午前問題の対策をしようにも、応用情報技術者試験は範囲が広すぎます。Oracle資格やMCP試験であれば参考書を隅から隅まで覚えることもできましたし、結果に強く結びつく勉強法でした。しかし、応用情報に至っては参考書の範囲が広すぎる!しかも、参考所外から出題される問題もザラにある状態です。なので、時間のない社会人受験者にとっては過去問に出てくる用語を選択肢まで隅々まで理解することが先決でしょう。

それでは、具体的にR3で出題された単語を例にどういった問題が複数回出題されているのか見ていきましょう。

■CASE1 フールプルーフ 「過去に何度も出る類似問題がある」
システムの信頼設計に関する問題は過去に何度も出題されています。R3 秋に出題された問ですが、過去2年間でもR3春 問13、R1秋 問16、H31春 問47とR2以外のすべての試験で出題されています。こういう問題は完璧に抑えておきたいですね。
他にもPMBOKに関する問題や耐タンパ性の問題等いろいろありますね。

□CASE2 ウォッチドックタイマ 「まったく同じ選択肢、問題文の問題が出ることもある」
R1 秋 問21にてウォッチドックタイマの機能について問う問題が出題されています。全く同じ内容がR3 秋でも出題されました。一度出題された単語を抑えることの重要性が伺える例です。
他にも、バーンダウンチャート、スラッシングやラジオシティ法などの問題で過去に文脈、選択肢すら同じ問題が出てきます。

■CASE3 スクラムマスタ 「直近の試験との類似問題も出題されることがある」
スクラムチームにおける各役割に関する問題は、午前問題では過去3年間ではあまり見ることがなかった問題ですが、前回のR3春 問49で出題されました。続いて、R3秋でも出題されており連続で同じような問題が出題された例となります。直近の過去問もしっかりと練習しておきたいですね。

まとめ

応用情報技術者試験では、過去出てきた問題を1問1問を外さないことが重要です。
勉強時間の少ない社会人受験者にとっては、午前問題の過去4年分(できれば過去5年分)に出てくる言葉をすべて理解しておくことが先決です。間違っても、某参考書に乗っているような「サイバー攻撃の手法」をすべて覚える必要はありません。午後問題はあまり時間をかけず、2年分を一通り解いておく程度にしておきましょう。

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