基本情報技術者試験の分野「IPアドレス」についてご紹介いたします。
IPアドレス
IPアドレスは、TCP/IPネットワーク上にある端末やネットワーク機器を識別するための番号。現在広く使われているのは、IPv4で、IPアドレスは、2進数32ビットで構成されていて、8ビットずつを10進数に変換して表記している。
IPアドレスは、「192.218.88.180」です。
ドメイン名
ドメイン名は、IPアドレスを人が理解しやすいよう英字、数字、記号を使って文字列に置き換えた別名。「インターネット上の住所」にあたり、電子メールを送ったり、ホームページを見たりする時に相手がインターネット上のどこにいるかを特定するためのものです。
ホスト名
ネットワーク上のコンピュータを人が識別しやすいように付けられた名前のことで、URLの中では「ホスト名+ドメイン名」のように、ドメイン名の前に位置します。
ホスト名+ドメイン名のような形式をFQDN(Fully Qualified Domain Name)と呼ぶ。
DNS(Domain Name System)
DNSは、ドメイン名とホスト名などとIPアドレスを対応付けるシステムのこと。ドメインとIPアドレスを相互に変換してくれるシステム(サーバー)のことをいいます。
DNSサーバに「〇〇サイトのIPアドレスは?」と尋ねるとDNSサーバは、「192.〇〇〇.××.180」と答えてくれる。ドメイン名からIPアドレスを取得する。これを名前解決という。
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
IPアドレスは、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの2つに大別される。
グローバルIPアドレスは、インターネットで使用するIPアドレスです。
プライベートIPアドレスは、LANなどの独立したネットワークで使用するIPアドレスです。
DHCP
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)とは、インターネットに接続されたコンピュータなどに対して、IPアドレスをPC起動時などに自動的に割り当てるプロトコル。
NAT
NAT(Network Address Translation)は、ネットワークアドレス変換とも呼ばれ1つのプライベートIPアドレスと1つのグローバルIPアドレスに相互変換する技術とされています。
NAPT
NAPT(Network Address Port Translation)は、1つのプライベートIPアドレスと複数のグローバルIPアドレスに相互変換する技術とされています。
IPマスカレードとも呼ばれている。