AzureのAI系サービスに関するベンダー資格AI-900に合格したので、その体験と自分で書いたまとめ記事の宣伝を書きます。
AzureのAI系のサービスのカタログを覚えれば合格できた
最初に結論を書くと、機械学習の基礎的なこととAzureの基本的な使い方が分かっていれば、AzurenのAI系のサービスを整理するだけで取得できるお手軽な資格でした。
ちなみに機械学習の基礎的なこととは、「回帰、分類、クラスタリングの違い」とか、「前処理、学習、評価などの機械学習の流れ」で、なんとなくわかっていればOKです。
AI資格で有名なG検定と比較するとかなり初歩的なことしか聞かれません。また、AzureのこともAzureの一番基礎的な資格であるAZ-900と比較するとだいぶライトなことしか問われませんでした。
他の入門的なベンダー資格もそうなのかもしれませんが、要はAzureのAI系のサービス(Azure Machine LearningとCognitive Service)のカタログを覚えて、どのユースケースにはどのサービスが利用できるというこを理解すれば合格できます。
この試験ではまずは全体像をつかむのが重要で、実際にそれらを利用するのはまた別の機会に勉強してねという感じです。
合格するためにやったこと
-Azure Learn
-Udemy講座:AI-900 Azure AI Fundamentals 5 practice tests
Azureも機械学習も、ちょっとぐらいは知識があるつもりなので改めて勉強する必要はないだろうと思いましたが、AI-900に合格するだけだったらちょっとも必要ないなと感じました。
合格するには70%正解する必要がありますが、「~するには次のうちどのサービスを利用しますか」的なAzureのサービスに関する知識問題が7割以上出題されるので、Azureの管理(リソースの仕様や権限など)や機械学習の問題は答えられなくても合格はできます。
ということで、そこら辺の知識はAzure LearnのAI-900のページをやっておけばいいと思います。ハンズオンで実際にAzureのリソースをいじるところもありますが、正直ここはやんなくてもいいです。
Udemyの講座は本番に近い内容の演習問題を1800円前後(セールで買えば)で買えるのでAzureの資格を勉強している人で利用している人は多いと思いますが、残念ながら日本語のものはなかったので英語のもので一番評価が高かったもので勉強しました。
と言ってもここまでやる必要はなかったかなという印象です。広く浅く体系的に抑えられればいいので、もうちょっとまとまっている資料が欲しかったです。
ということで自分で情報をまとめました。2万字近い長々とした文章ですが、試験に出る内容は網羅できたかなと思っています。
AI-900の試験対策に役立てていただければ幸いです。
AI-900受かったらもっとAzureを活かしたくなった
完全に、ベンダーの策略にハマってますが、AI-900のためにサービスのことを体系的に理解する、一つのサービスのドキュメントを読んでも見えてこない個々のサービスのメリット見えてきます。
この資格を取得したことで、今すぐ知識を開発に活かせるようには思えませんが自分のように経験の浅いエンジニアがクラウドを活かしていくためのきっかけづくりにはなるのではないでしょうか。