LoginSignup
1
4

More than 3 years have passed since last update.

【AZ-900】試験範囲の変更内容の翻訳【2020年11月9日更新内容】

Last updated at Posted at 2020-12-31

image.png

試験範囲の変更について

2020年11月9日から、Microsoftの認定資格の1つである【AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals】の試験範囲が変更されたようです。試験を受けようと前々から勉強していたのですが、一時中断している間に変更されてしまったので、一度詳しく内容を確認しようと思い翻訳しました。

変更内容の概要

変更前

変更前に問われるスキルと出題の割合は以下
※内容は過去にオンライントレーニングを受けたときの内容を参照

スキル 出題の割合
クラウドの概念の理解 15 ~ 20 %
コアなAzureサービスの理解 30 ~ 35 %
セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信用についての理解 25 ~ 30 %
Azureの料金プランとサポートについての理解 20 ~ 35 % 


変更後

AZ-900の公式ページによると、変更後の内容は以下となります。

スキル 出題の割合
Cloudのコンセプトに関する説明 20 ~ 25 %
コアAzureサービスに関する説明 15 ~ 20 %
Azureのコアソリューションと管理ツールに関する説明 10 ~ 15 %
一般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能に関する説明 10 ~ 15 % 
ID、ガバナンス、プライバシー、およびコンプライアンス機能に関する説明 20 ~ 25 %
Azureのコスト管理とService Level Agreementsに関する説明 10 ~ 15 %

引用:試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals

変更内容の詳細

詳細については、同じく公式サイトに資料のダウンロードリンクが掲載されているのでこちらを翻訳します。
参考文献:試験スキルのアウトラインをダウンロード

1. クラウドの概念を説明する(20 ~ 25%)(「Cloudのコンセプトに関する説明」のこと?)

1-1. クラウドサービスを利用するメリットと考慮すべき点を明確にする

  • 高可用性、スケーラビリティ、弾力性、アジリティ、ディザスタリカバリなどのクラウドコンピューティングの利点の説明。
  • 設備投資(CapEx)と運営費(OpEx)の違いを説明。
  • 消費量ベースのモデルを説明。

1-2. クラウドサービスのカテゴリの違いを説明する

  • 共有責任モデルの説明
  • IaaS(Infrastructure-as-a-Service)の説明
  • Platform-as-a-Service (PaaS)の説明
  • SaaS(Software-as-a-Service)の説明
  • サーバレスコンピューティングの説明
  • ユースケースに基づいてサービスの種類を識別・説明

1-3. クラウドコンピューティングの種類の違いを説明する

  • クラウドコンピューティングの説明
  • パブリッククラウドの説明
  • プライベートクラウドの説明
  • ハイブリッドクラウドの説明
  • クラウドコンピューティングの3タイプの比較

2. コアAzureサービスに関する説明(15 ~ 20%)

2-1. コアとなるAzureアーキテクチャコンポーネントを説明する

  • リージョンとリージョンペアの利点と使い方の説明
  • 可用性ゾーンの利点と使い方の説明
  • リソースグループの利点と使い方の説明
  • サブスクリプションの利点と使い方の説明
  • 管理グループの利点と使い方の説明
  • Azure Resource Managerの利点と使い方の説明
  • Azure Resourceの説明

2-2. Azureで利用可能なコアリソースを説明する

  • 仮想マシン、Azure App Services、Azure Container Instances (ACI)、Azure Kubernetes Service (AKS)、Windows Virtual Desktop の利点と使い方の説明
  • コンテナ(Blob)ストレージ、ディスクストレージ、ファイルストレージ、ストレージ階層の利点と使い方の説明
  • Cosmos DB、Azure SQL Database、Azure Database for MySQL、Azure Database for PostgreSQL、SQL Managed Instanceの利点と使い方の説明
  • Azure Marketplaceの利点と使い方の説明

3. Azureのコアソリューションと管理ツールに関する説明 (10 ~ 15%)

3-1. Azureで利用可能なコアソリューションを説明する

  • IoTハブ、IoT Central、Azure Sphereのメリットと使い方の説明
  • Azure Synapse Analytics、HDInsight、Azure Databricksの利点と使い方の説明
  • Azure Machie Learning、Cognitive Services、Azure Bot Servicesの利点と使い方の説明
  • Azure FunctionsとLogic Appsを含むサーバーレスコンピューティングソリューションの利点と使い方の説明
  • Azure DevOps、GitHub、GitHub Actions、Azure DevTest Labsの利点と使い方の説明

3-2. Azureの管理ツールを説明する

  • Azure Portal、Azure PowerShell、Azure CLI、Cloud Shell、Azure Mobile Appの機能と使い方の説明
  • Azure Advisorの機能と使い方の説明
  • Azure Resource Manager(ARM)のテンプレートの機能と使い方の説明
  • Azure Monitorの機能と使い方の説明
  • Azure Service Healthの機能と使い方の説明

4. 一般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能に関する説明 (10 ~ 15%)

4-1. Azureのセキュリティ機能を説明する

  • ポリシーの遵守、セキュリティアラート、セキュアスコア、リソースの安全状態など、Azure Security Centerの基本的な機能を説明する。
  • Key Vaultの機能と使い方の説明
  • Azure Sentinelの機能と使い方の説明
  • Azure Dedicated Hostの機能と使い方の説明

4-2. Azureネットワークセキュリティについて説明する

  • 防御の考え方の詳細説明
  • ネットワークセキュリティグループ(NSG)の機能と使い方の説明
  • Azureファイアウォールの機能と使い方の説明
  • Azure DDoS対策の機能と使い方の説明

5. ID、ガバナンス、プライバシー、およびコンプライアンス機能に関する説明(20-25%)

5-1. コアとなるAzureのアイデンティティサービスについて説明する

  • 認証と認可の違いの説明
  • Azure Active Directoryの説明
  • Azure Active Directoryの機能と使い方の説明
  • 条件付きアクセス、多要素認証(MFA)、シングルサインオン(SSO)の機能と使い方の説明

5-2. Azureのガバナンス機能を説明する

  • 役割ベースのアクセス制御(RBAC)の機能と使い方の説明
  • Resource Locksの機能と使い方の説明
  • tagの機能や使い方の説明
  • Azure Policyの機能と使い方の説明
  • Azure Blueprintsの機能と使い方の説明
  • AzureのCloud Adoption Frameworkを説明する

5-3. プライバシーとコンプライアンスのリソースについて説明してください。

  • セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスにおけるMicrosoftの基本的な考え方
  • Microsoftのプライバシーステートメント、オンラインサービス規約(OST)、およびデータ保護改正(DPA)の目的の説明
  • トラストセンターの目的の説明
  • Azur compliance documentationの目的の説明
  • Azure Sovereign Regions(Azure GovernmentのクラウドサービスとAzure Chinaのクラウドサービス)の目的の説明

6. Azureのコスト管理とService Level Agreementsに関する説明 (10-15%)

6-1. 費用の計画と管理の方法を記述してください。

  • コストに影響を与える要因(リソースの種類、サービス、ロケーション、入出トラフィック)の説明
  • コストを削減できる要因(予約インスタンス、予約容量、ハイブリッド利用のメリット、スポット価格)の説明
  • 料金計算とトータルコスト(TCO)の機能の説明
  • Azure Cost Managementの機能の説明

6-2. Azure Service Level Agreements(SLA)とservice lifecyesを説明する

  • Azure Service Level Agreements(SLA)の目的の説明
  • SLAに影響を与える可能性のあるアクションの識別(例:可用性ゾーン)
  • Azure service lifecyesの説明(公開プレビューと一般利用可能性)

総括

翻訳してから改めて内容を確認してみましたが、カテゴリ等を再編成しただけで、実際に追加や削除されたものは殆どないのではと思います(もしあれば教えて下さい)。

ただ、出題方法や言い回、出題割合などは変更されたと思われますので、これまでの対策を取り入れつつ新しいラーニングパスを学ぶのが良いと思われます。



引用:試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals

1
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
4