fukuoka.exのpiacereです
ご覧いただいて、ありがとうございます
tokyo.exと合同で開催している「Elixir本体ソースコード読み込み会」の中で、Windowsには、makeが標準バンドルされていないことを忘れていたため、そのままではElixir本体ソースコードをビルドできないことに気付き、急遽コラムとしてまとめました
ちなみに会の様子は、こんな感じで、tokyo.exが東京会場でのオフライン参加、fukuoka.exがZoomでのリモート参加です(冒頭、tokyo.ex会場の様子も映し出されました)
本コラムの検証環境、事前構築のコマンド
本コラムは、以下環境で検証しています(Windowsで実施しています)
- Windows 10
- Elixir 1.9.1 ※最新版のインストール手順はコチラ
なお、Elixir本体ソースコードは、下記から、あらかじめcloneもしくはダウンロードしておいてください
https://github.com/elixir-lang/elixir
cygwinをインストールする
Elixir本体をビルドするのに、Windows標準では入っていないmakeをまず導入する必要があります
色々なやり方がありますが、一番迷わないと思われる「cygwin」という、WindowsでUNIX環境を構築するツールを使って解説します
まず、cygwinを下記からダウンロードします
https://www.cygwin.com/
「setup-x86.exe」をクリックすると、ダウンロード開始します
ダウンロードが終わり、インストーラを起動すると、以下のような画面が出てきます
基本、特に何もせず、「次へ」ボタンを押下していけばOKですが、途中、操作が必要なところだけ、解説を入れます
下記画面で、リストの中から、適当にクリックして、「次へ」ボタンを押下してください
あとは数分待てば、インストールが完了します
cygwinコンソールの起動、Elixir本体ソースコードフォルダへの移動
デスクトップにアイコンができるので、起動すると、cygwinコンソールが起動します
Windowsのフォルダ移動については、以下のように、ドライブ指定が「/cygdrive」配下にドライブレターで可能です
$ cd /cygdrive/c
続けて、ドライブ配下のElixir本体ソースコードをcloneしたフォルダまでcdします
$ cd 【Elixirをcloneしたフォルダ】
Elixir本体ソースコードフォルダ配下で、makeを実行すると、ビルドがスタートします
$ make
下記のように、src/elixir*がRecompileされる画面が出てくれば、make開始は成功です
終わり
ひとまず、Elixir本体ソースコードのビルド環境はできました
次回は、Elixir本体をハックしてみます
p.s.「いいね」よろしくお願いします
ページ左上の や のクリックを、どうぞよろしくお願いします
ここの数字が増えると、書き手としては「ウケている」という感覚が得られ、連載を更に進化させていくモチベーションになりますので、もっとElixirネタを見たいというあなた、私達と一緒に盛り上げてください!