7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

PHPAdvent Calendar 2023

Day 22

Scaffoldがキモ可愛い「Livewire」をPHP 8.1.26+Laravel 10.38.2で試してみた(ややモッサリ)

Last updated at Posted at 2023-12-23

この記事は、PHP Advent Calendar 2023 シリーズ1 の22日目です

昨日は、 @papillon さんで 「捕まえたWebシェルを調べてみる」 でした


piacere です、ご覧いただいてありがとございます :bow:

普段は、Elixir/Phoenix/LiveViewメインで開発してますが、PHP開発は2000年頃から続けていて、年1~2本くらい既存システムのバージョンアップ案件やアセスメントをこなしていたりと、何かと触ってはいますが、PHPの新し目のWeb技術はあまり触れていません

そこで、前々から何となくは知ってたものの、ちゃんと触ったことが無かった「Livewire」について試してみたいと思います

Elixirにてサーバサイド主体のリアルタイムWeb/SPAを叶える「LiveView」と似た性質を持っていると言われるLiveWireなので、とても楽しみです

なお、LiveViewについては以前コラム書いていますので、良かったらご覧ください :information_desk_person_tone1:

Ruby on RailsのHotWireについてもコラム化しています

Python/DjangoのHotWireについてもコラム化しています

あと、このコラムが、面白かったり、役に立ったら、image.png をお願いします :bow:

イントロダクション

「Livewire」のレポジトリは下記にあります

本家のサイトもあります

本家に「QuickStart」があるので、コレを試してみます(なお、本コラムはPHP 8.1.26+Laravel 10.38.2での実施結果が書かれています)

QuickStart

Prerequisites

Livewireの動作要件は、PHP 8.1以上+Laravel 10以上のため、これらが入っていない方は、ここで入れておきましょう

それから、Laravel PJを作成し、起動します

composer create-project laravel/laravel livewire_tutorial
cd livewire_tutorial
php artisan serve

ブラウザで http://localhost:8000 にアクセスすると、親の顔より良く見たLaravelデフォルトページが表示されます
image.png

Install Livewire

Livewireをインストールします

composer require livewire/livewire

Create a Livewire component

LivewireコンポーネントをScaffoldします

php artisan make:livewire counter

Scaffoldの実行結果がキモ可愛いw
image.png

app 配下と resources/views 配下にフォルダ/ファイルが追加されます
image.png

Writing the class

Scaffoldで生成された下記に追記していきます

app/Livewire/Counter.php
<?php
 
namespace App\Livewire;
 
use Livewire\Component;
 
class Counter extends Component
{
+   public $count = 1;
+
+   public function increment()
+   {
+       $this->count++;
+   }
+
+   public function decrement()
+   {
+       $this->count--;
+   }
 
    public function render()
    {
        return view('livewire.counter');
    }
}

Writing the view

Viewを追加します

resources/views/livewire/counter.blade.php
<div>
    <h1>{{ $count }}</h1>
 
    <button wire:click="increment">+</button>
 
    <button wire:click="decrement">-</button>
</div>

Register a route for the component

routerに下記を追加します

routes/web.php
<?php

use Illuminate\Support\Facades\Route;

+use App\Livewire\Counter;
+
+Route::get('/counter', Counter::class);

Create a template layout

LivewireのレイアウトをScaffoldします

php artisan livewire:layout

resources/views 配下にフォルダ/ファイルが追加されます
image.png

作成された下記ファイル中、{{ $slot }} のところに、Livewireコンポーネントが出力されるようなので、これでScaffoldしたLivewireコンポーネントが使えるようになります

resources/views/components/layouts/app.blade.php
<!DOCTYPE html>
<html lang="{{ str_replace('_', '-', app()->getLocale()) }}">
    <head>
        <meta charset="utf-8">
        <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
 
        <title>{{ $title ?? 'Page Title' }}</title>
    </head>
    <body>
        {{ $slot }}
    </body>
</html>

ブラウザで確認すると、動作がややモッサリな感じではありますが、ボタンクリックのたびにリロードせずカウントアップ/ダウンするSPAが出来ています
image.png

幾つか疑問

WebSocket相当が無いので、サーバサイドでのデータ変更を反映する仕組みは、果たしてあるんだろうか?

あと、RailsやPythonのHotWireは、明らかにSSRよりも軽量化されていたのに対し、Livewireはあまり軽量化された印象が無かった(ページ全体のリロードがされていないことは確認できたものの)ので、時間があれば原因究明したいところです

終わりに

PHPの「Livewire」を動かしてみました

RailsやPythonのHotWireよりも更にカンタンで、ElixirのLiveViewやReact、Vue.js、Svelteに近いイディオムでPHPサーバサイドSPAが開発できるのが魅力的です

一方で、プロダクションには適用しづいらいレベルに動作がモッサリな感じなのが気になります

とは言え、元々のLaravelのイディオムをあまり変えずに対応できる点は、RailsやPython同様、グッドな感じです

最後に余談ですが、実は現在、「PHP入門」と言うスキル判定が搭載されたElixir製プロダクト「Bright」を先日αリリースしています

Brightは、過去/現在/未来のスキルから、あなたのBright(輝き)とRight(正しさ)を引き出すツールです

現在、下記がアンロックされています

  • Elixir入門
  • PHP入門
  • Python入門
  • React入門
  • Webアプリ開発 Elixir
  • PM(プロジェクトマネージャ)
  • WebアプリUIデザイナー
  • オウンドメディアマーケター

来年頭に下記がアンロック予定です

  • チームリーダー/PL(プロジェクトリーダー)
  • PdM(プロダクトマネージャ)
  • 新人AWS or AWSプラクティショナー
  • 新人Google Cloud or Google Cloudファンダメンタルズ

image.png

次期リリース(5月頃)で、「Webアプリ開発 PHP」もリリースするので、「Livewire」のスローダウンを攻略できたら、スキル科目に入れたいですね


明日は、@lyricrime さんで「PHPの例外入門!」です

p.s.このコラムが、面白かったり、役に立ったら…

image.png にて、どうぞ応援よろしくお願いします :bow:

7
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?