参考文献:
http://u0u0.net/W63n
#関係データベースは表、行、列で出来ている
表、行、列には別の呼び名もありますので、ひと通りおさえておきましょう。
関係データベースは、リレーショナルデータベース(RDB:Relational Database)とも呼ばれます。
#表を分ける「正規化」という考え方
関係データベースでは、蓄積されているデータに矛盾や重複が発生しないように、表を最適化するのがお約束です。
これを正規化と呼びます。
##例えば……
下の表を見てください。
この社員表には、社員番号や名前の他に、所属部署が書いてありますよね。
仮に開発部が法人開発部という名前に変わったとしましょう。
そうすると、この開発部と書いてある行は、すべて法人開発部という名前に書き換えないといけません。
そこで、表をこんな感じに分けてやる。
これなら、部署名が変更されても部署表を書き換えなければ良いだけとなり、データに矛盾が生じることはありません。
なお、実際には正規化というのは、このようなざっくりとした話ではなく、いくつかの段階に分けて行われます。
#関係演算とビュー表
##選択
行を取り出す演算
##射影
列を取り出す演算
##結合
表と表とをくっつける演算
#スキーマ
スキーマとは、概要、要旨といった意味を持つ言葉で、データベースの構造や仕様を定義するものです。
外部スキーマ、概要スキーマ、内部スキーマという三層に定義を分けることで、データの独立性を高めています。
##外部スキーマ
利用者の必要とするデータの見方を表現。
ビュー表がこれに該当。
##概要スキーマ
データの倫理的関係を表現。
表の定義はここで。
いわばデータベース本体。
##内部スキーマ
データの物理的関係を表現。
物理的にどう記憶させるかの定義はここで。