TypeScriptでChatGPT(OpenAI API)

導入

OpenAIのChatGPT APIを使うと、さまざまなアプリケーションに自然言語処理の能力を簡単に追加できます。TypeScriptでOpenAI APIを利用してみたので、その内容を記事にしました。

手順

前提

1. Node.jsとnpmのインストール: Node.jsとnpmがインストールされている必要があります。
2. プロジェクトのセットアップ: 既にNext.jsやNuxt.jsなどのTypeScriptを利用するプロジェクトがセットアップ済みとします。
3. OpenAI APIキー: OpenAIのAPIキーが必要です。OpenAIのウェブサイトでログインして取得できます。

1. OpenAI APIのインストール

openaiというライブラリを使用して、OpenAIのAPIにアクセスします。
以下のコマンドでこれをインストールします。

npm install openai

2. APIキーの取得

前提にも記載しましたが、APIキーを取得します。OpenAIのAPIキーから取得可能です。
このキーを使ってAPIにアクセスします。

3. 環境変数の設定

ルートディレクトリに.envファイルを作成し、APIキーを設定します。

.env

OPENAI_API_KEY=openai-api-key

openai-api-keyは、取得したAPIキーに置き換えてください。

4. TypeScriptでの実装

import { Configuration, OpenAIApi } from "openai";
import * as dotenv from "dotenv";
dotenv.config();

// 環境変数からAPIキーを取得します
const configuration = new Configuration({
  apiKey: process.env.OPENAI_API_KEY,
});
const openai = new OpenAIApi(configuration);

/** 
 * GPT-4とチャットをするための関数
 * prompt: GPTに送信するメッセージ(プロンプト)
 */
async function getChatGPTResponse(prompt: string) {
  try {
    const response = await openai.createChatCompletion({
      model: "gpt-4",
      messages: [{ role: "user", content: prompt }],
    });
    return response.data.choices[0].message?.content;
  } catch (error) {
    console.error("Error response from OpenAI: ", error);
  }
}

// 使用例
(async () => {
  const response = await getChatGPTResponse("こんにちは");
  console.log(response);
})();

終わりに

この記事では、TypeScriptでOpenAIのChatGPT APIを利用するための基本的な手順を解説しました。
これを基に、是非AIを様々なことに活用してみてください。